フレッツ接続はPAPかCHAPか2014年04月21日 06:58

近くで工事を行っているためか、新年度で集合住宅の新しい入居者がノイズ源を持ち込んだのか、フレッツ光の接続がやや不安定。VDSL接続はノイズに敏感なのが難点。改めて、Ciscoのルータのログと向き合う。そこで、ふと気づく。

AuthProto CHAP
フレッツ光から要求されている認証プロトコルは、CHAP。

ASAHI-NET接続設定
ASAHIネットの設定ガイドには、BフレッツはPAPとある。ルータの設定は、PAPとCHAPの両方にしていて見過ごしていたが、Bフレッツは本当はCHAPなのか。試しに、PAPの設定を除いても接続可。逆にPAPの設定のみにすると接続不可。

フレッツ光メンバーズ
フレッツ光メンバーズクラブのサイトにログインして、回線契約を確認すると、Bフレッツ。

同サイトの4月18日付のお知らせを見ると、Bフレッツ マンションタイプは、フレッツ光ネクストに移行するという。利用者への影響はない、とあるが、認証方式が変わるならば、設定変更が必要になる。実際には、CHAPで接続しているので、変更にはならないようだが。トラブルになっていないので、問い合わせるのも気が引けるが、ちょっと気になる。

MTU 14542014年04月21日 07:26

フレッツ光との接続について、Ciscoのルータのログを見ていて、もう一つ気がつく。

MRU 1500
フレッツ光からは、MRU 1454で接続したい、と要求があるのに、ルータはNAKを返して1500がいい、と言っている。Dialerの定義では、"ip mtu 1454"を指定しているのに。

MRU 1454
Dialerの定義を、"mtu 1454"に変える。今度は、NAKを返さず、一回のやりとりでフレッツ光側とのネゴシエーションが完了。

この設定は、Ciscoのサポートフォーラムでも議論されていた。"ip mtu"では、mruは影響を受けないのが要因だと。

説明中、mtuコマンドの説明もある。mtuコマンドは、パケットの最大長を規定する。結果、mtuに加え、mruも規定される様子。

詳細は、こちらの文書になるのだろうか。
概略すると、"ip mtu", "ip tcp adjust-mss"の両コマンドで設定する方式と、mtuコマンドで設定する方式があるが、接続先によって有効な方式は変わる、ということか。フレッツ光の場合は、mtuコマンドを用いないと、余分なネゴシエーションが発生してしまう、と。

※追記
mtuコマンドを残して、"ip tcp adjust-mss"を外すと、ブラウザでつながらないサイトが出てきた。こちらは、併せて設定する必要がある様子。mtuが1454の場合、adjust-mssは1414。