スポーツ科学の教科書2014年11月17日 18:14


スポーツ科学の教科書

ジュニア新書という割には本格的。健康維持、増進のためにスポーツをする程度の身には、あまり関係しない部分も多いが、項目として頭に入れておくのは悪くない。競技スポーツをする人、それを支える人、向けの内容。

1-8 筋肉は血液を送り返す「第2の心臓」
走った後、急に止まらない、とはよく言われる。居酒屋で座った姿勢のまま飲み、立ち上がるとふらつくのも、理屈は同じとは。アルコールで拡張した足の血管に血液が溜まり、貧血になりやすくなるらしい。エコノミークラス症候群ではないが、足踏みしながら飲むことにしよう。

1-10 体脂肪の役割は?
成人男子の一日の摂取カロリーは、2000~3000カロリー程度。巷のダイエットサイトを見ると、食事で3割程度減らすことを推奨してくる。仮に、標準が2500カロリーとすると、700カロリーくらい低い食事になる。本書によると、脂肪は1gあたり9.3kcal。したがって、脂肪を1kg減らすには、2週間程度続けることになる。減量の目安が月に2~3kgというのも、ここから検算できる。何事も検算は大事。鵜呑みはいけない。

5-4 アイソトニック飲料って何?
体液と同じ浸透圧、というのはあまり意味がないらしい。水分補給優先の時は薄いほうがいい。エネルギー補給もしたいときは濃いめのほうがいい。今年の夏は、粉末のもので薄めを試してみたが、結果として正解。

5-6 サプリメントはなぜ必要なのか?
この先、数節に渡って記述があるが、普通の人には不要そう。食事をきちんとしたほうが余計な心配がなくていい。よくわかって使う分には効果があるようだが、長期間服用の副作用は未知数。自己責任で。