NVIDIA NVS 290をDirectPath I/Oで2014年12月23日 16:44

春先くらいから秋葉原で、NVIDIAのマルチディスプレイ用のディスプレイアダプタ NVS 290 が安価に並んでいる。そろそろ終わりかなという頃合いだが、予備部品として買ってみる。

せっかくなので、動作確認も兼ね、ESXiのDirectPath I/O構成の実験に使ってみる。
※先に断りますが、うまくいく話ではないです。

パススルーデバイスのマーク

vSphere Clientの構成→詳細構成の画面で、「編集」の文字を押すと、「パススルーデバイスのマーク」のタイトルでDirectPath I/Oを設定可能なデバイスの一覧が表示される。ここで、NVS290を選択する。ESXiサーバ自体の再起動が求められる。

なお、ESXi 起動時のディスプレイは、オンボードのものにしている。

Nvidia NVS290 DirectPath I/Oの設定

再起動後、vSphere Clientの構成→詳細構成を見ると、NVS 290に直接アクセスが可能になっている。

PCIデバイスの追加

次は、ゲストの「設定の編集」でデバイスを追加する。追加するのはPCIデバイス。この時、ESXi自体がハングしたので、他のゲストOSも止めておいた方が安全。

仮想マシンのプロパティ

追加後のゲストOSの「設定の編集」画面。

デバイスマネージャー

ゲストOSを起動後、この場合は、Win8.1だが、デバイスマネージャーを確認すると、ディスプレイアダプタにNVS 290が追加されている。ただし、初期状態では、無効になっていた。画面は、一度、無効化→有効化、を経たところ。

画面の解像度

ディスプレイ上で右クリックで「画面の解像度」を起動し、追加のディスプレイの検出を試みたが、検出しない。ゲストOSでは、仮想ディスプレイ以外は認識しないのか。実験としてはここまで。

CUDA対応のカードならば、CUDA開発環境として使えるかも。NVS 290は残念ながら非対応。そのうち、GeForce210の安価なカードででも試してみる。また、PCI-E x1のカードならば、メインPCの2枚目のカードとしても使えたのに。ということで予備部品に逆戻り。

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