Ciscoでフレッツサービス情報サイト2015年01月22日 15:50

フレッツからポイントのお知らせを受け取る。

フレッツポイントのお知らせ

どうも、このままでは年度末にずいぶんと失効する。ポイントを交換していない理由は、フレッツのサイトにつながらないから。インターネットとは別のネットワークにある。接続するには、ルータにマルチセッションの設定を入れる必要がある。

さすがにもったいないので、重い腰を上げる。設定手順は、こちら。以前のフレッツスクエア。

接続情報PPPoEマルチセッション

NTTが提供するようなルータは、ブラウザからの設定画面を持つが、Ciscoルータではそうはいかない。接続方法のページにある接続設定情報の他に、ルーティングアドレス情報、DNSサーバアドレス一覧を参照して設定を組み立てる。基本的には、Dialerインタフェースをフレッツネットワーク用に作成することになる。
※今回はIPv4。IPv6はまたの機会に。

DNSサーバ

結論を先に書くと、DNSの設定にはまった。契約しているネットワークは、Bフレッツなのだが、それ用のDNSサーバを設定してもアクセスできない。フレッツ光ネクスト(NGN)用のDNSサーバを設定する必要があった。NTTはネットワークを組み替え中と思われ、地域によって状況は異なるはずだが、一方で接続できない場合は、もう一方を試すとよさそう。

Dialer3

追加したDialerの設定(pppのパスワードは略)。いろいろなサイトに例がある。
ip tcp adjust-mss 1414
の設定は、VLAN側に入れている。

ip nat inside

NATの設定。サイトを見ていると、access listで接続先を絞り込む例があったので、良さそうと思い採用。ルーティングアドレス情報を見て、サービス情報サイトと速度測定サイトを含めている。ひかり電話のメンテナンス用のサイトは入れていない。

ip route

ルーティングの設定。1行目は、もともとのデフォルトゲートウェイ(last resort)の設定。3行目と4行目が、ルーティングアドレス情報から追加したもの。2行目は、ルータが自分で設定したもの。last resortを設定しているので、
ip default-network
の設定も必要かと試したが、なくても動作に問題はない様子。

Forward Zone

自前でDNSサーバを立てているので、こちらには転送の設定を追加(openSuseのYaST)。fletsのゾーンを設け、タイプをForward用に設定。*.flets を参照する場合のみ、フレッツ側のDNSを見に行くようにする。

これにて無事、ポイントを交換。毎月300ポイントほど貯まるようなので、2年に一度くらいは良さそうなものと交換できる。