ジュリスト2015年3月号 ― 2015年03月06日 15:38

消費者法に関する特集。企業側の視点からと言うのは、新しいか。リコール対応やクレーム対応を手がけたことがある立場としては、いろいろと頷ける記事が多い。契約書や約款の書き方、商品にトラブルがあったときの対処、クレームが寄せられたときの対処、個人の起業がもてはやされる時代、個人で起業する場合にも参考になると思う。むしろ、無知であってはいけない。
他方、「霞ヶ関インフォ」のコーナーでは、機能性表示商品、についての議論を紹介する。今ある「トクホ」のほかにも、機能性表示ができるようにしようとするもの。規制改革の取り組みの一つ。記事からは、いろいろな意見があるものの、食品業界からの期待がずいぶん厚いことが読み取れる。それだけ、消費者が「お上のお墨付き」に弱いことを暗示している。むしろ、そこが稼ぎどころと思われている。
消費者側があまりにもこのようだと、消費者保護の取り組みが充実されるといっても、心許ない。健康は、やはり、自身の意識付けが肝心。
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