三井物産2015年06月19日 15:51

今年も株主総会のシーズンが本格化。名古屋や大阪にはなかなか行けないので、金曜日の三井物産からスタート。

三井物産株主総会

初参加。第二会場にも人が入るほどの盛況。商社では、住友商事に参加したことがあるが、それよりは堅苦しい進行で、対話する姿勢という点ではやや劣る印象。具体性に乏しい説明、カタカナ専門用語の多発。盛況なのはお土産効果なのか。

原油や鉄鋼など資源価格の下落を受け、収益の方は厳しく、この点への質疑が多い。回答としては、それでもキャッシュフローは潤沢であり、資源については将来の安定供給のため、非資源については収益拡大のため、しっかり投資をしつつ、配当額は維持。ただし、自社株買いを積極的に行うほどの余裕はない、といったところ。

質疑の数は少なくないが、鋭さに欠け、回答も型どおりに終始し、さほど盛り上がることもなく終了。新社長ということで緊張もあったのか。大きな組織の上、経営課題も多いだけに、周りへの配慮もあるのだろうが、決意表明でもいいので、自身の言葉で語る場面があっても良かった。