Navi-Ene TAPでPC電源交換の効果を測る2015年06月25日 07:44

サンワサプライのオンラインショップを見ていたら、電力の使用状況を計測できる4口の電源タップがアウトレット扱いでお安くなっていたので購入。夏に向け、PC電源を効率の高いものに入れ替える効果を確認してみる。

※サンワダイレクト

Navi-ene TAP

タップには、全体の電源オンとオフのスイッチと、クラウドのサービスにつなぐための無線設定のボタンがある。主だった3台の機器をつなぐ。作業用のPC、NAS(QNAP)、ESXiのサーバの3台。

PC電源交換前の電力使用量

PC電源を交換する前のグラフ。今回電源を交換するのは、作業用のPC。電源は、2006年頃に導入。CPUやグラフィックカードの消費電力が大きくなり、しっかりしたものが必要と、導入したもの。作業内容によって変動はあるが、75W~を消費している。

CPUのTDPは77W(2012年モデル)、グラフィックカードは37W。ストレージはSSDなので微小。

PC電源交換後の電力使用量

PC電源を交換した後のグラフ。80 PLUS GOLDの高効率のもの。変換効率は90%程度期待できる。およそ、65W~に納まるようになった。

電源交換前のPC電力使用量

電源交換前のPCのみを取りだしたグラフ。フルで使用している時間帯を見ると、75Wほど。待機電力は4Wほど。

電源交換後のPC電力使用量

電源交換後。フルで使用している時間を見ると、65Wほど。改善率は15%ほどか。待機電力も2Wほどに改善。概算で、年間1000円以上は節約できそう。

Navi-ene一覧表示

グラフのほかに、機器の一覧表示もできる。機器名をクリックするとグラフに遷移。

QNAP NASの電力使用量

ほかの機器も見てみる。QNAPのNAS。ARMの消費電力の少ないタイプ(Marvell 1.6GHz)。アクセスがないときは、HDDの電源を落とすので、こまめに時間変動している。

ESXiの電力使用量

ESXiサーバ。CPUのTDPは30Wと低いが、2010年モデル。今ほどの省電力機能は持たない。ほぼ、43Wで推移。Intel NICの不具合で機能をオフにしている影響もあるかも。電源は効率の高いものに交換済み。これ以上は、機器自身を更改しなくては。

GUP-EG620J

交換前の電源。ずいぶんと大容量。今はなきグロウアップ製。2006年初めの頃の購入だったように覚えている。90WのXeon2基にグラフィックカードを載せるためにはこのくらいは必要。電源の出力安定性もいろいろ議論された頃。

ERX430AWT

BUYMOREで新調した電源。ENERMAXの430W。最近は大容量のものが増えてきた中では貴重。約7000円。

概算では、5年もあれば元が取れる計算。負荷の高い作業を続ければ、期間はもっと短くなる。