MediaElementで効果音2015年07月26日 14:19

ゲームには、効果音があったほうがいい。と、XAMLにMediaElementの定義を行う。

MediaElementのXAML定義

ところが、鳴らない。いや、鳴るときもある。ページを切り替えるとまた鳴らなくなる。しばらく経つと、ページ切替を伴わない処理では安定して鳴る。音声ファイルの形式を疑うも、MSのゲームに添付されているものに合わせても症状は変わらない。

MediaElement.CurrentStateの変化をイベントハンドラーで捉まえ、Debug.WriteLine()で追いかける。ページ起動後、一斉にOpeningになり、PausedやClosedになるが、少々時間を要す。

MediaElementはUI要素なので、ページ切替で都度初期化される。初期化されてしばらくは、音声ファイルの読み込みなどが非同期で行われ、完了するまでは鳴らない、と考えられる。音声の準備が出来てから、ゲーム画面をReadyにしたい。

MediaElementのコード定義

そこで、MediaElementをページのXAMLに記述しないで、コードで作ってみる。効果音を司るclassを設け、ページ切替の度に初期化されるのを防ぐ。主たる処理はSetSndSource()に任せる。

MediaElementの各種設定

ここでは、音声ファイルの読み込みに時間を要していると考え、awaitで完了を待ってみる。


ただし、バッファリングを待つ術がない。Play()は、voidなので、awaitで待てない。


これで、ほとんどは鳴るようになった。それでも、一番最初のゲーム開始を告げる効果音は鳴らない。2回目からは鳴る。

ただし、副作用が生じる。イベントハンドラがイベントを拾わなくなる。先のDebug.WriteLine()の出力もない。デバッガでブレークポイントを設定しても止まらないので、そもそもイベントが通知されていない。MediaElementはUI要素なので、ページのUI構造(ツリー)に登録しないと、イベントが降りてこないのだろう。

MediaElementのXAML定義ダミー

試しに、XAMLにダミーのGridを用意して、コードで登録すると(3つ前の図の末尾のコメント)、イベントを拾える。反面、ページ切替の度の初期化から逃れられず、鳴らない率が増える。

これ以上は、別のサウンドライブラリを使うなり、Unityで開発する方がよさそう。

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