バンダイナムコ、第11回株主総会2016年06月20日 18:03


バンダイナムコ株主総会

入場口の展示パネル。製品展示は、海外展開の紹介に力が入る。

大きなニュースとしては、上野和典氏がホールディングの取締役から退任。CGOは継続。

業績も順調ということで、質疑は製品やサービスへの要望が中心。これはこれでいいのだが、事業について突っ込んだ話も聞きたいところ。以下、事業関連の質疑をかいつまんで。

・欧米の事業は復調基調がしっかり。PS4などのゲームタイトルが好調。

・ラブライブ!のPVが事前に海外サイトで流れるなどの事件は認識済み。対処中。

・アミューズメント施設は黒字化達成。ただし、施設に導入する機器の収益は遅れて発生するため、この部分は減益。

・株主数が2万人増えて、2万人減少。
妖怪ウォッチねらいの短期の投資家と把握しているよう。

・パナマ文書に掲載の3件のうち、2件は類似の会社名で無関係。1件は、投資先がケイマンであったが、租税回避目的でない。

・主要IPの成長性について。ガンダムは引き続き伸長中。ドラゴンボールは、ゲームソフトが好調。日本とアジアで30万本、欧米ではその10倍以上。NARUTOは中国でNo.1のIPに。

・ガチャについては、業界団体の標準に従いつつ、誤認防止に最大限の配慮。
とはいえ、パチンコと同じような仕掛けなので、子供を熱中させるのには少々疑問。知育ということばもあるくらいなのに。まあ、昔の遊びでも、とられるときは容赦なくとられたものだけど。

・ROE10%を越えての目標設定について。
波のある事業なので、安定を指向したいとの回答に聞こえる。

・アジア進出における価格戦略。韓国、台湾、香港は、順調だが、シンガポール、オーストラリアなどは苦戦。低価格版の投入を準備中。

・デジモンの再始動。玩具、ゲーム、アニメ等、グループの総力を挙げる。

・アイマスのキャラクターへの声を充てる件。
声優の発掘と充当がなかなか難しいよう。長い活躍にもなるし。

高輪消防署日本榎出張所

帰り道、高輪消防署(日本榎出張所)に通りかかると、ずいぶんと古いタイプの消防車。たまに、通らない道を歩くと発見がある。