統計電卓 - アプリリリース ― 2016年07月13日 10:54
「統計電卓」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。関数電卓に統計機能があるが、グラフの出力も含めて、こんなことができたら、との思いを実装。データ分析が流行りだが、まず大事なのは、分布の形とばらつきを把握すること。何でも正規分布を仮定するのは危険、ばらつきを無視して平均値で語るのも危ない。最初に、ヒストグラムや散布図で視覚的に把握しておきたい。
※アプリのページ
開発時間は、90時間強。これまで作ってきたルーチンが活用できたが、コーディング量が多めの分、多めの時間。
苦労したといえば、電卓をイメージしたデータ入力の部分。使っている関数電卓は、CASIOのfx-991と、後継のfx-991MS。MSの方が機能は向上しているが、コンピュータ寄りの使い勝手で、電卓感は無印の方が上。どちらかというと無印に近い使い勝手を目指したが、その電卓感の元となっている、キーを押す手間を省く工夫、が曲者。ハードウェアでは素直な実装でも、状態遷移が複雑で、なかなかバグが取れない。
グラフは、いつものWinRT XAML Toolkitを利用。散布図は、さすがにデータ量が多くなると表示までに時間がかかる。気象庁の日別の気温データを1年分、3地点で取り込んでみたが、散布図にするのに十数秒はかかる。Rだと一瞬なのだけど。このあたりは課題。
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