臼井城址 ― 2017年06月02日 16:36
臼井への買い物ついでに、駅の北側の臼井城址に足をのばす。

公園として整備されている入口。

案内板。残っているのは、主に本丸と二の丸の周辺。

少し登って、狭い通りを空堀を渡って到着。奥が二の丸。印旛沼が見渡せる。

印旛沼の捷水路では、カヌーの練習中。相変わらず両岸からウグイスの鳴き声。

稲は今が育ち盛り。少し前に植えたばかりなのにすっかりそれらしく。
ハーモニー ― 2017年06月03日 20:19

意識のありようについては、同意できないけど、こういうものを書きたいという思いは、ひしひしと伝わる。遠くない死を意識して、それでも、人の行く末をもっと見ていきたい、という思いが形をなしたものか。
虐殺器官のような衝撃はないが、一切の媚びを廃した結末へのもって行き方は、この作者の持ち味そのもの。ずっしりとした読後感に浸る。両作とも映像化されているが、この気持ちを損ないたくないと思うと手に取りにくい。悩ましい。
Windows10 ver1703のVPN設定は足りない ― 2017年06月05日 09:38
遠出の予定が出来たので、出先で使うPCのVPN設定を行う。新調したので、Windows10のver 1703(Creators Update)での設定。

スタートボタン上の「設定」から、「ネットワークとインターネット」→「VPN」で追加を選ぶと表示される画面。項目のままに設定して接続すると、1分と経たないうちに切れてしまう。イベントビューアーを見ると、エラーコード829、イベントID20226。

自前のトラブル台帳を見ると、暗号化の設定が怪しいが、先ほどの設定画面には項目がなかった。「ファイル名を指定して実行」で「control」と入れて、かつてのコントロールパネルを起動。「ネットワークとインターネット」→「ネットワーク接続」でVPNのプロパティを見ると、「データの暗号化」が「暗号化不要」になっている。この状態では、ルータのVPNにはつながらない。
ver1703(Creators Update)になって、昔ながらのコントロールパネルは表に出なくなったが、こうして偶に必要になるのが厄介。
こんどこそ麦秋 ― 2017年06月05日 12:16
DIC川村記念美術館 ― 2017年06月06日 14:26
近くになったことでもあり、DIC川村記念美術館を訪れる。

京成佐倉駅前の美術館行き無料送迎バスのバス停。南口を出て右側。平日は1時間に1本ほど。土日祝は2本ほど出ている。

JR佐倉駅を経由して、30分ほどで到着。途中の混雑を想定して10分ほど余裕をみている時刻表。朝最初の便だったので、10分ほど開館を待つ。
なお、降りるとき、10名ほどの乗客の他に誰も席を立たないので、降り損ねるところ。この先の研究所の職員の送迎も兼ねているようなので、つられないように。
駐車場には駐輪場もあったが、途中の道は狭い割に大型車の通行も多いので、裏道を見つけないと自転車での訪問は難しそう。汗だくで美術館というわけにもいかないので、いずれにしても涼しくなってから。

門から少し下って美術館の建物。

展覧会はヴォルス展。なぜか撮影可の展示。順路の最後に配置。深海の熱水噴出孔のまわりの生物相のような、微生物のコロニーのような、街道沿いに自然発生した集落のような、不思議な絵。そういった自然物があるのだから、同じようなイメージが頭の中に浮かんでも不思議はない、と妙に納得。
その前の一般展示のコレクションでは、ピカソやレンブラントなど、有名処も見られるが、不思議と魅せられたのは、ロスコのシーグラム壁画。暗い色調の黒と赤を基調にした壁一面の四角形をもとにした絵が7面に配置されたもの。何か、こう記号的な絵に反応するものがある。
あと、ジャクソン・ポロックのコンポジション。近視のせいもあるのか、遠くから見ると、白が浮き上がり、全体として群衆がもみ合うようにも見え、合戦のようすをイメージ。
逆に、幾何学的な絵や造形は、似たようなことをコンピュータ、例えばMathematicaで描画したよな、と、ふと思ってしまう。制作当時は、不可能を形にする意欲が人を魅了したのかもしれないが、技術は時に残酷でもある。

館内を一巡りした後は、園内を散策。美術館正面は池。

悠々と泳ぐ白鳥。

人の近くの草むらで休むシナガチョウ。大きな声で鳴く。

紫陽花はもう一息。

睡蓮は見頃。ハスはまだつぼみが出たばかり。

舗装路の脇を入ると自然散策路。ちょっとした林の道。

芝生に立つ彫刻。

ミュージアムショップはなかなか充実。目当ては、日本の伝統色の色鉛筆。色彩メーカーの面目躍如。平安、安土桃山、江戸、の3セット。

手頃なところでは、ピクトグラムのピンバッジ。
ギンラン、笹の花、カワトンボ ― 2017年06月18日 15:21
札幌近郊の野山歩き。

ギンランがちらほらと見つかる。これは大振りな方。小さな花が、草の茂みと、陽の当たらない木々の合間に咲く。

一面に笹の花。今年は、この一帯の笹が枯れる時期か。

少し水辺に近づくと、カワトンボ。後ろが暗くなる羽が目立つ。ヤンマ類はまだ。

公園で保護しているクリンソウ。数は少ない。

帰りがけに木道の上にカナヘビ。
北の食事 ― 2017年06月18日 20:11
札幌駅のJRタワー、札幌ステラプレイスの6階のレストラン街。開店前だというのに長蛇の列のお店がある。根室花まる。海外を含めた観光客も多い。入口の機械で整理券を発行してもらい、疑い半分で並ぶ。

炙りサバ。

炙りサンマ。
確かに並ぶだけのことはある。一番は、生のたこ。このやわらかさと味わいは、確かなもの。シャリもいい。両方揃わないとおいしいお寿司にはならない。写真を撮るのを忘れていたのは、ずいぶん食べた後。
ネタは、道東を中心としたもの。関東でおなじみのネタはあまりない。地元のネタを楽しみたい人向け。まあ、ザンギとか、蟹の味噌汁などでテーブルを山盛りにする人も多いけど。お値段も、ことさらに高額ネタを頼まなければ、2000円ほどとお値頃で納まる。

もう一つ。ホクレンから取り寄せた道産のサフォーク・ラム。野菜と軽く炙っていただく。ジンギスカン用の羊肉らしい味わいとは違う、癖のない味わい。これもなかなか。
船旅にて苫小牧から大洗 ― 2017年06月19日 09:19
北海道から戻るのに、LCC、北海道新幹線と来て、そういえば、と船旅を思い浮かべる。ちょうど、新造船が就航したばかり。調べてみると、札幌から東京へとお得な連絡切符がある。千葉に向かうなら、水戸までの切符でいい。大洗から水戸へのバスはスキップして、鹿島臨海鉄道に乗り継ごう。

苫小牧港に停泊中のNEWさんふらわあ ふらの。大きさはあまり変わらないが、客室の居住性は向上しているようす。

基本のツーリストのお部屋。まあ、雑魚寝部屋。大きなテレビが一つ。コインロッカーは部屋の外。お風呂は展望浴場が少し離れにある。男性客のみ。女性は隣の部屋が割り当てられているのかも。一人分のマットレスに、仕切りのカーテンが改良点。枕元にコンセント。
同室の面々を見ると、バイク旅の面々は、疲れているのか、早速横に。グループ旅の一団は、歓談中。七分方の埋まり具合。
一つ上のクラスは、コンフォート。かつてのB寝台の個室といったところ。プラス3000円くらい。こちらの方が人気かな。家族連れは個室を選んでいるよう。
乗客を眺めると、小さなお子さんを連れた家族連れ、車椅子の人、愛犬を抱えた人が目に付く。船旅を選ぶのはこういう人たちと納得。何せ空間は広いし、キッズルームやドッグランもある。なお、大型トラックのドライバーは、区切りの向こう。居住空間は別。

苫小牧を出港してしばらくで、落日。樽前山かな、陽が落ちていく。夕やけに見入る。
船はさすがに大型で外洋に出ても、それほど揺れない。かつての青函連絡船に比べると穏やかなもの。それでも、ゆっくりとしたリズムの揺れはあるので、それを苦にするかどうか。普段は平気だったが、食事の時だけ、少しつらかった。

翌朝、日ノ出はスキップして、少し朝寝坊。仙台の手前。半分を少し過ぎたところで、大洗発のさんふらわあとすれ違う。こちらが外海より。向こうが沿岸より。このあたりは陸が遠い。

朝ご飯を食べてゆっくりしていると、福島沖。建設中の海上風力発電の設備が間近に。

このあたりは、原発の近く。目をこらすとうっすらと見える。船内で少し話題になり、スマホやタブレットの地図を見ながら、何名かで集まって目をこらす。少し先には火力発電所。こちらは煙突ですぐにわかる。
船のまわりに目を転ずると、イルカが船のまわりに遊ぶ。トビウオらしきお魚も。
乗船中、景色についての船内アナウンスはないので、見どころは自分で探す。

しばらく、単調な景色がつづき、ひたちなかの工業団地を過ぎると、煙突とは違い少しずんぐりとした大洗マリンタワーが見えてくる。ほぼ真横に来てから、右折し、正面から向かっていく。いよいよ終着点が近い。

せっかくなので、駅にはまっすぐ向かわず、新装開店なった大洗まいわい市場に立ち寄る。隣のアウトレットモールと一悶着あったようだが、賑わっていてなにより。アウトレットモールは閉店が多く、こちらは少し心配。ガルパンギャラリーはずいぶん小さくなったが、こちらも元気。人が絶えないのはさすが。レンタサイクルの受付もここ。

大洗の駅に向かうが、大洗マリンタワーと駅を結ぶきらめき通りが開通していて、ずいぶん、道がわかりやすくなった。少しずつお店も出来ているよう。街中は、かつてのガルパン騒ぎも少し落ち着いてきている。
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