印旛沼、新川、花見川、河口 ― 2017年07月04日 07:26
雨天の合間を縫って、懸案の花見川河口への自転車行を決行。河口から勝田台までは徒歩行で、大和田の排水機場までは、自転車で一度行っているが、通しはまだ。
成田からは、スカイアクセス沿いの新設道を通って、印旛沼の北沼を横断。西沼と結ぶ捷水路に取り付く。捷水路沿いは、相変わらずのウグイスのさえずり合戦。
西沼の自転車道を半分ほど行くと、風車のある佐倉ふるさと広場。春の花は刈り取られ、ひまわりを育成中。開花まではまだかかりそうだが、大きく育ちそうなので、楽しみ。
西沼の先は、新川沿いに進む。海に向かうには遠回りだが、車を気にせずに済む。東葉高速線を越えると、大和田の排水機場。少し先に京成線が見えるが、川沿いの道はいったん途切れるので、16号側に少し回り道をする。
再び川沿いに取り付くと、この先、海まではほぼまっすぐ。しばらく、森の中、土の道を行く。舗装道に出ると、日差しがきつくなるが、もう少し。
せっかくなので、メッセの前を抜けて、幕張新都心のイオンで休憩。ここまでで約4時間。甘いものを求めて、グランドモールからファミリーモールの端まで行ったのに、ミスタードーナツが閉店していて残念。しかたがないので、上のフードコートのモスで、アボカドバーガー。
休憩後、花見川に戻り、河口まで。波のきらきらがまぶしい。
南に目を転じると、千葉港の工業地帯。手前の草地では、対照的に、のんびりする人たち。
帰りは、溜まった疲労回復を兼ねて、道の駅やちよに立ち寄る。狙いは、アイス。今回は、牛乳。アイスと称しているが、軽い口触りはジェラート風。バニラとは異なり、さっぱりとした牛乳の風味がいい。一番人気なだけはある。
あとは帰るだけと思っていたら、沿道にふと現れた草を食むヤギ。繋がれていたので、ご近所の飼いヤギかしら。このところヤギというと立川が有名だが、こちらは小綺麗で角も立派。お休み中の鬼灯のスケープといった風。
ガルブレイス - アメリカ資本主義との格闘 ― 2017年07月04日 21:15
伊東光晴氏の淡々とした語り口。放送大学の講義と教材を見た印象からは、伊東氏の研究自体、ガルブレイスの実証主義に多くを負っているのではないか。
ガルブレイスの一生を追う本ではあるが、今のアメリカについても多くを教えてくれる。今の大統領やその支持者が固執する考え方は、どこから来ているのか。欧州と同じ「自由」を標榜しながら、社会福祉への取り組みがなぜ正反対になるのか。
ノーベル経済学賞については、手厳しい。「それは本来のノーベル賞とは異なり、スウェーデンの銀行がつくったものであるが、銀行の方針ゆえに福祉国家推進論者は除かれ受賞者の業績のほとんどは、歴史の中で忘れられていくもの(第2章)」、と。ノーベル経済学賞の受賞者の意見を、経済政策の泊付けに使おうとする風潮があるが、その通りなら市井の人を見ていないやり方になる。
本書を読み進めると、アメリカの経済学が、アメリカの政治や国の事情に深く根ざしていることがよくわかる。確かに、「その国の経済が世界をリードし、中心に位置したとき、その国の経済学が世界の経済学の中心になっていく(第2章)」、とあるが、その事情を飛ばして、この国でも適応する、と無反省に受け容れるのは、やはり無理があると気づきそうなもの。そのあたりが、この国の経済政策がなかなかままならない要因か。とはいえ、学問の辺境では、それを説得する人材もままならないのも実情か。
東洋ライスのロウカット玄米 ― 2017年07月06日 19:18
東洋ライスのロウカット玄米を炊いてみた。玄米表面の蝋を取り除くことで、白米と同じように炊けるようにしたもの。少々、水は多めで、白米モードで無事炊き上がり。味は玄米そのもの。ぷちぷち感はなくなっており、つぶつぶを食べている感は抑えめ。無洗米だが、口にした感じでは、香りなど違和感はない。強いて言うと炊き始めの蒸気の香りがやや気になるか。表面の栄養分を流さない程度に軽く洗米してみてもいいかも。
こちらは、以前炊いた玄米。表面の皮のようなものがうっすら見えている。量的には、ロウカット玄米がお米300gに対して、水450gほど。玄米は、水500g。玄米の方がやや嵩が増す。時間はかかるが、ぷちぷち感も捨てがたく、時間と食感で選びたい。浸水時間を別にすると、手許の電気圧力鍋で、ロウカット玄米は20分ほど。玄米は、80分強。
こちら、1kgのパック。小分けなのと、数が出ないからか、少々お高め。後ろの金芽米は、今食べているお米が済んでから。
梱包の段ボールも凝っている。
あじさい公園、道の駅多古 ― 2017年07月07日 18:56
少し旬は過ぎたが、あじさいでも見に多古に出掛ける。間に成田空港があって、ルートが難しいが、往路は空港の北をまわってみる。
やはり難関は東関道。交通の多い道を避けつつ、どこで越えるか。このあたり、幹線道以外、アップダウンが激しく、最初から体力を消耗する。なんとか空港の反対側にたどりついてしばらくで、シンボリ牧場。放牧の馬はいなかったが、千歳あたりのような景色。
代わりに近所で牛を見つける。このあたり、ところどころに牛舎がある。畑は、さつまいも畑が多くなる。
昼頃に栗山川に取り付く。しばらくで、あじさい公園。近くで見ると枯れた花も多いが、遠目にはまだまだきれい。公園自体は、給水所もあり、よく整備されている。
公園の突き当たりに、道の駅多古。道の駅にもいろいろあるが、こちらは設備も、気合いも立派な部類。
多古米と元気豚が名産ということで、元気豚あじさい御膳。さすがにごはんはおいしい。豚肉の方はしょうが焼き風、かみ応えのあるしっかりした一品。味噌汁も手抜きでない。周りを見渡すと、麺類を頼む人が多い。年配の人が多いのと、冷たい麺があるためか。近所の勤め人も多い。
隣の物産売り場も盛況。お米が人気だが、重たい荷物は持てないので、地元のアイスクリームをいただく。多古米のジェラートと悩んだが、紅はるかのアイスクリーム。お芋の風味が後味にさらっと残る感じ。大洗でもさつまいものアイスは推していたが、千葉が先でしょ。
復路は空港の南側をまわる。ゴルフ場の合間を縫うように進む。さすがに暑いので、途中、空の駅風和里しばやまで、水分補給。
こちらは、すいか推し。
香取神宮 ― 2017年07月12日 17:22
先日、幕張まで出掛けたが、そこまで行けるなら、香取神宮まで行けそうだ。
夏は暑いので、朝早くに出掛ける。朝日を受ける印旛沼(北)。
印旛沼の自転車道から、利根川の自転車道に取り付く。標識を見ると、香取まで23km。神崎まで13km。
しばらく行くと圏央道が見えてくる。このあたりから神崎町。
海から51km。道の駅 発酵の里こうざきが見える。帰りに寄るとして、先に進む。この道は快適だが、やや単調に過ぎる。
佐原市街への標識をやり過ごしてしばらくすると、浚渫船利根号が現れる。
すぐに、道の駅 水の郷さわらに到着。ここも帰りに寄るとして、水分補給して、神宮へ。
街中を抜けて参道に取り付くと大きな鳥居。
しばらくで駐車場と鳥居前の商店街。お昼前のためか、手前の亀甲堂のみ営業中。おだんごが目を惹く。
商店街を抜けると、鳥居と社号標。
総門の手前の鳥居と狛犬。
立派な楼門。
うって変わって落ち着いた装いの拝殿。
参拝のあと、宝物館を訪れる。宝物館自体は、熱田神宮や東照宮に比べると小ぶりなもの。入ってすぐの鎌倉期の3つの面がいい。奥には、三振りの太刀。岸総理の奉納したもの。明治天皇が奉納せられたもの。家康公が奉納されたもの。この三振りが揃うのも面白い。ほか、「香取」はかつての海軍の軍艦の名前ともなったので、その関連の資料が揃う。
帰りは、進路を北に取る。着いたのが香取駅。成田線と鹿島線の分岐の駅だが、小ぶり。神宮を模した駅舎が美しい。
さらに北に利根川に出ると、ここにも大きな鳥居。
このあたりは、海から37km。向かい風で往路のようには進まない。
道の駅 水の郷さわらに戻る。総合案内所の前に佐原の大祭で使われた鯉の飾り物。レストランは、ショッピングモールのフードコート風。それほど空腹ではないので、軽いものを探すが、これ、というものがない。隣の特産品売り場を覗くも、ここは水分補給のみで出発。
道の駅 発酵の里こうざき。発酵食品を扱う発酵市場。ガイアの夜明けで取り上げられたお豆腐は完売の案内。
隣のレストランで、日本酒のアイスクリーム。やや辛口の風味。発酵定食に惹かれないでもないが、この暑さでは、冷たいものが欲しくなる。
少し足りないので、発酵市場で、寺田本家の米グルト。全国から発酵食品を取り寄せているようで、地元のものを探したところの一品。甘酒とは違い、ヨーグルトに似た酸味が暑いときにはうれしい。
駐車場の前にはひまわりが満開。地元のタウン誌のTweet通り。
ここからは、利根川を離れ、成田線に沿って南下。着いたのは久住駅。成田の隣駅とは思えない小さな駅。
みんなの日本語事典 ― 2017年07月15日 18:05
放送大学で、陳力衛先生の講義がよかったので、著作を探していて見つけたもの。なお、本書では編者の一人。一問につき、見開きで2ページが基本のQ&A形式。途中、コラムを挟む。気軽に少しずつ読める。体系的ではないが、ひととおり目を通すと、日本語を巡る学問や研究の状況が見えてくる。
言葉が時代によって変化していくことがよくわかるのだが、気になることもある。最近の傾向として、人と人との関係について、上下関係を表す言葉が衰退する一方、横の関係を表す言葉が複雑になってきている。どうも、人間関係が難しくなり、生きにくくなってきていることを反映しているよう。
自身を振り返ると、大学生になり、社会人になりと、だんだんと自信をつけ、言葉も、断定的な物言いに変わってきた、むしろ、立場にふさわしいものになるよう、変えてきた印象がある。ところが、言葉の変化を見る限り、最近はそうなっていない。逆に、まわりに気を遣う、様子を見極めるような言葉遣いが増えてきている。少々の軋轢を跳ね返すくらいの自信や気力を持つことが難しくなってきているのか。
なお、こうした言葉の変化は、「若い人の言葉遣い」と非難されることも多いが、変化のしかたは、解説されてみると、昔からのルールに従うものが主流で、おかしなところはないことがわかる。
ScrollViewerの中央に画像を配置 ― 2017年07月29日 22:45
ScrollViewerの中にImageを配置し、読み込んだ画像を中央になるように配置したい。
こんな感じ。画像サイズが、表示域よりも大きいときは、画像の中央部が表示されるようにする。拡大縮小にも追随させる。
手順は、こんな感じだが、うまくいかない。
1) ファイルから生成したBitmapImageのサイズに合わせて、ImageのWidthとHeightを設定
2) ImageのSourceに、生成したBitmapImageを設定
3) ScrollViewerのChangeViewメソッドに適切なオフセットを設定して呼び出し
Imageについて、WidthとHeightの設定や、Sourceの設定(サイズの自動計算が行われる)を行うと、描画エンジンの処理は非同期に行われ、3)の処理までに間に合っていない。デバッガの変数ウォッチで見てみると、ActualWidthやActualHeightが未設定のまま。
ではと、MSDNのドキュメントに従いつつ、ImageOpenedイベントを待ち合わせてみるが、イベントが発生しない。結局、待ち合わせる必要があるのは、SizeChangedイベント(上図では枠外)。なお、ImageのStretchプロパティは、Uniform(縦横比を維持して表示を合わせる)。
SizeChangedイベントで、上図のImageLoadedを呼び出すことで期待する動作に。あいかわらず、ドキュメントは手強い。
水戸、鹿島神宮、佐原 ― 2017年07月31日 20:27
久しぶりの夏の18切符。まずは、近場から。
成田線で我孫子。ちょうど、コンテナの積み替え中。
常磐線に乗り換えて水戸。
駅の南側。駅ビル6階の献血ルームMEET。水戸と掛けたものか。偶に県外に出掛けるが、茨城は初めて。各県、ちょっとずつ流儀が異なる。番号を記した腕輪は、千葉や東京は左手首だが、こちらは右手首。検査用の採血は、千葉は真空式の針だが、こちらは昔からのピストン式。部屋の内装は最近のものだが、ベッド数は、千葉県や東京都に比べると少なめ。成分献血を行う装置のうち、量の多い採血に対応するものも少ないという。
関東ブロック共通のポイントが貯まったので、もらったのはお米。献血ちゃんが描かれた包装。
水戸からは、鹿島臨海鉄道。18切符とは別料金。大洗鹿島線は、ラッピングによると開業30周年。
鹿島神宮駅。
鹿島神宮。前回はここまでだったが、今日はゆっくりとまわる。
楼門。
拝殿。平日だが、参拝客が絶えない。
向かいにある宝物館。規模は香取神宮と変わらないが、平屋で、明るい照明は見やすい。鎌倉時代から現代までの刀剣が多数。国宝の直刀はさすが。形からして実用性は無いように思うが、1300年前ほどにこれほどのものが作られたのか。5、6世紀の出土物も幾点か。
奥宮に連なる参道。駅前の暑さとはかわって、森の中は過ごしやすい。
神鹿。暑いので木陰で休む。前の売店で餌を買うと、近くに入れてもらえる。
奥宮。
お休みどころを右に折れてしばらくで要石。今は、ほとんど埋まっている。
要石の先を進むと国道に出る。しばらくで鹿嶋市役所。駅前より、こちらの方が繁華街。
食事でもと思ったが、それほど空腹でもないので、モスのシェイクで休憩。神社の森から出ると街中の暑さは堪える。
鹿島線で外浦を越える。1~2時間に1本と、本数は少ないが、水面を何度も渡る。水辺の風景を楽しめる路線。
佐原駅。自転車で来たときは、街並みを見る余裕がなかったので、少し散策。
駅から少しで小野川沿いの街並み保存地域。水路に柳。
水草を浮かべた金魚鉢。朝顔の蔓が絡む。
伊能忠敬の旧宅の並び。
土蔵にはつばめ。月曜日のためか、お休みのお店が多い。特に立ち寄るところがなければ、ぐるっと回って1時間とかからない。
駅に戻ると、レール輸送専用と記されたチキ。越中島常備とあるから、そこから来たのか。それにしても長いレールを載せて、、どうやってカーブを曲がるのだろう。
牽引するDE10。つい車輪の数を数えてしまう。電機でないということは、鹿島の先に向かうのか。
最近のコメント