Windows10 1903のゲストOS (vmware) にRDPで接続できなくなる2019年07月10日 14:47


RDP接続不可

VMware Workstationで運用しているWindows10ゲストを1903にUpgradeすると、RDPでの接続ができなくなった。ちょっとつながるが、すぐに、プロトコルエラーのダイアログを出して、切断。

イベントログ

ゲストOSでイベントログ(System)を確認すると、Microsoft Remote Display Adapterがクラッシュしている。

イベントログ

Applicationのログを確認すると、RdpIdd.dllにてVerifierFailureが発生している。

調べてみると、UDPの接続がいけない、1903でXDDMが廃止された、等、いろいろ出てくるが、該当はしていないようす。

vmwareドライバ

ただし、ディスプレイドライバに関連した問題のようであり、VMware Toolsを更新して、最新のドライバにしてみるなど試みるが、改善しない。上図は、もとのドライバ。

microsoftドライバ

ところが、VMware Toolsをアンインストールして、Microsoft基本ディスプレイ アダプターに戻すと、無事に接続。

VMware Toolsのディスプレイドライバが、1903の更新と不整合を起こしたと考えられる。なお、VMware Toolsのリリースノートを見る限り、本件への対処は未了。

vmwareディスプレイ設定

VMware Toolsを使用しないのは、性能面で不利がある。対処としては、3Dグラフィックスのアクセラレーションをオフにするという情報があり、試してみると、この方法でも無事に接続。

Visual Studioを使う上では、支障は少ないかもしれないが、アプリによっては問題が出そう。小さなところでは、タスクマネージャの画面更新がうまくいかなくなっている。VMware Toolsのディスプレイドライバの更新をしばらく待ちたい。