芭蕉の方法2019年08月25日 17:08


芭蕉の方法

岩波の図書を毎月読んでいると、年に一度ほど、歌仙が登場する。読み手の評があるので、おおよそのところはわかるが、基本的な理解を深めておきたいと手に取る。

連歌、連句の説明は中程から。猿蓑の「市中は」歌仙の解説をその後に収める。前半は、詩を読むこと、書き手との関係、について、考えることが中心。連句を手っ取り早く知りたい、という向きには、まどろっこしい。

どうも、散文ばかりを読んできたためか、詩歌にはなじめない。古今にしても、現代詩にしても、集中がつづかない。漢詩はそこそこ。ところが、まどろっこしさを感じていた前半の考察は、詩を楽しむヒントを示唆していると気づく。思わぬ収穫。さて、余白と飛躍、この二つを意識していけば、もう少しなんとかできるか。

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