QNAP 332X データ移行 ― 2020年03月23日 07:28
準備ができたので、419U+から332Xへのデータ移行。外付けのディスクにバックアップを取って戻すなど、いくつかの方法があるが、ネットワークにつながった2台のNASがあるので、NAS間の同期機能を用いる。
419U+(QTS4.3)では、バックアップマネージャがあり、332Xで探すも見つからず。「HBS 3 Hybrid Backup Sync」という新アプリになっている。これをインストール。
RsyncとRTRRがあるが、RTRRにしてみる。移行元の419U+のIPアドレスを指定して、アクセス許可の設定を行う。
移行元の419U+の方では、バックアップマネージャを起動し、送信ジョブを作成。
ウィザードに従い、共有フォルダごとに、ジョブを作成。
ひとつできたので、起動。同期が始まる。
移行先の332Xでも、同期の実行中を確認。
送信側のネットワークの使用状況。束ねている2本のLANポートに均等にトラフィックが生じている。
受信側のネットワークの使用状況。こちらも2本のLANポートを束ねているが、トラフィックは片側に寄っている。負荷分散アルゴリズムは、LACPとbalance-rrを試したが、変わらず。送信側のスペックが低く、1Gbpsを越えないので支障はないが。
受信側のリソースモニター。CPUは余裕。実は、送信側は、目一杯。同じARMのプロセッサ、64bitになり、コア数も倍の4になったが、それ以上に性能は向上している。
標準の2GBのメモリは足りなめ。SSDのキャッシュを設定したので、その分もあって、不足気味。空きメモリのGCが多発する。画面左下のキャラクタが何度か首をかしげる。使用するアプリケーションを増やしたり、Containerを活用するなら、メモリ量増が必要。
ジョブを次々に登録して、同期させていく。ディスクの本数が多いわけではないので、ひとつずつ完了させていく方が効率がいい。実行中のジョブの終了予定時刻を見極めて、ワンタイムのジョブを登録していく。
同期途中の状態をFile Stationで確認。一時ファイル名はこんな感じ。
移行データ量は、約4.5TB。夜間もジョブを起動し、まる2日、44時間ほどを要す。RAID1の同期は実施中の状態。平均のスループットは、30MB/秒ほど。仮想マシンのイメージや動画ファイルなど、長尺のデータは70MB/秒程度出るが、細かなファイルは時間がかかる。
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