MADOSMAはファームをバージョンアップしてください2017年11月14日 12:59


MADOSMAファーム更新

終売セール?でMADOSMA Q501を手に入れたところ、「お散歩コンパス」でコンパスと傾斜計が使えない。コードを確認すると、"Compass.GetDefault()"がnullを返す。Inclinometerも同じ。

調べてみると、ファームの更新が必要そう。実施してみると、両方とも使用可能に。
購入時:2.0.0.1
更新後:2.0.0.6

端末が初期化され、セットアップのやり直しになりますが、要り用な方はどうぞ。

設定のデバイス情報のIMEI番号を、マウスコンピューターのサポートのドライバダウンロードの画面にて入力し、最新のファームウェアを入手します。

Windows mobileが終わっても、マイクロソフトには、小型の携帯できる端末を用意してもらいたいのだけど。

お散歩コンパス、ズームインとズームアウト機能を追加2016年08月16日 07:00


お散歩コンパス、ズームインとズームアウト機能追加

Windowsストアアプリの「お散歩コンパス」を更新しました。

・地図のズームインとズームアウトの機能を実装しました。「+」と「-」ボタンです。それぞれ、2段階ずつです。国土地理院のタイル仕様のズームレベルで12~17の間です。標準は、15です。

・電波の状態によっては、ズームボタンを押しても地図の書き換えが行われない場合があります。この時は、「地図」ボタンを押して表示を更新してください。

・コンパスの円の半径の長さを画面右下に表示するようにしました。

・ボタンの数が増えたので、「位置情報の記録」ボタンは廃止し、メニューに移しました。

お散歩コンパス - アプリリリース2016年02月18日 18:10


お散歩コンパス

「お散歩コンパス」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。実際、野山を歩いて回るときは、SUUNTOのコンパスと、事前に印刷した国土地理院の地図を携行。街中なら、Google Mapがあればおよその用は足りるが、少し離れると地形図が欲しい。手持ちの端末には、各種のセンサが搭載されているので、代わりになるものか作ってみた次第。

※アプリのページ

開発時間は60時間強。うち、電子コンパスと傾斜計、GPSのセンサーまわりの仕様の習得と実装に20時間ほど。緯度経度から距離などを求める地球楕円体のクラスと、日の出日の入り時刻を計算するクラスの実装に10時間ほど。国土地理院地図の地理院タイルの仕様の理解と画面のマッピングに10時間ほど。

UWPのセンサーのAPIの使い方はそれほど難しくない。サンプルプログラムもあるので、値を得るだけの処理はすぐにできる。それをどう表現するのが課題。

モノグラフ 4.三角関数

距離や方角を扱うため、ずいぶんと久しぶりに三角関数と対面。「科学新興社 モノグラフ」を引っ張り出す。このシリーズは、トピックごとに概要から応用までまとめられていて便利。この頃はブルーバックスも矢野さんの本が人気だった。記述に制限のある教科書と違って面白かったが、これに相当するようなものは、今はあるのだろうか。

センサーのあとは、地図と実際の緯度経度、および、画面のピクセルとのマッピングに苦労。メルカトル図法の原理を学びなおす羽目に。今回は、ズームレベル15を選んだので、GPSから現在の緯度を拾い、この緯度での円周(卯酉線:ぼうゆうせん)の長さを求め、2の15乗(32768)で割ると、地理院タイル1枚分の長さが求まる。これが縦横256ピクセルなので、ここから1ピクセルあたりの距離が求まり、画面との対応が取れる(はず)。

※地理院タイルの仕様

あとは、ひたすら歩く。一辺が300~500mくらいになるような長方領域を歩いて、地図と記録した位置がずれないか確認。ずれが大きいと持ち帰りデバッグ。この時期、外が寒いのが難点。工事現場にWiFiがあって、GPSではなくてそちらを拾って位置がずれたりも。WiFiはオフにして歩く。

日の出日の入りの時刻計算は、理科年表に推算表があるが、これを使わず、お遊びで近似計算をしてみたが、高い精度は得られず。やはり球面の幾何にまじめに取り組まないと。

プライバシーポリシーとサポート情報 - お散歩コンパス2016年02月13日 19:24

本アプリについて (About this app)

2016年8月更新

本アプリは、散歩などに持ち歩くコンパスと傾斜計の機能を提供します。インターネットが利用できる環境では、今いる位置を中心に国土地理院地図を開くことができます。また、適宜、現在位置を記録することで、簡易ですが、経路を表示できます。

それぞれの機能の利用可否は、機器に搭載されるセンサの有無に依存します。すべての機能を利用するには、電子コンパス、傾斜計、GPS、および、インターネット接続が必要です。

現在位置の表示には、位置情報を使用します。使用を許可するには、Windowsの「設定」→「プライバシー」→「位置情報」の設定が必要です。

プライバシーポリシー (Privacy statement)

お散歩コンパス
対象アプリ:お散歩コンパス

本アプリの製作者である The Fourteenth Lab (第十四工房) は、本アプリによって、お客様の個人情報およびプライバシーに関する情報を収集しません。

サポート情報 (Support)

ご質問や不具合のご連絡は、このページの「コメント欄」をご利用いただくか、「このブログについて」に記載の連絡先までお願いします。

あらかじめのおことわり (FAQ)

1)コンパスの北は、赤い針の方向です。方位は、電子コンパスとGPSから求められますが、本アプリは、電子コンパスの値を採用しています。試験用の機材と、手持ちのコンパス(デジタルでないもの、SUUNTOのA-30)と比べると、5~10度ほど差が見られます。また、電子コンパスは周囲の磁場に反応しやすいようです。

2)針のまわりの円の半径を、地図の右下に表示します。標準で500mですが、ズームイン、ズームアウトにより変わります。

3)針のまわりの円の上を回るのは太陽です。電子コンパスが機能しない場合でも、太陽の位置からおおよその方角がわかるようにとの趣旨です。大まかな近似計算で、日の出と日の入の時刻を求め、表示色を変えていますが、精度は高くありません。参考程度に願います。

4)電子コンパスや傾斜計のデバイスの存否をチェックしていますが、デスクトップPCでは、ダミーのデバイスがあるため、計測値が得られない場合があります。

5)地図表示は、緯度と経度をURLに埋め込んで、国土地理院地図を呼び出して表示しています。表示に際して、国土地理院地図には加工を施していません。なお、ウェブサイトの仕様の変更により、表示できなくなる可能性があります。

※国土地理院地図のウェブサイト

ズームイン「+」、ズームアウト「-」のボタンにより、縮尺を変更できます。それぞれ2段階です。地理院のタイル仕様のズームレベルでいうと、13~17(標準は15)の間です。

6)地図表示の縮尺などは、ウェブサイトのボタン等でも変更できますが、本アプリの表示は、変更内容と連動しません。「地図」ボタンを押すと、アプリの設定に戻ります。

7)メニューから「位置情報の表示」を選択することで、地図上にこれまで記録した経路を表示できますが、緯度、経度、距離の計算方法は、本アプリと地図では異なるため、正確には一致しません。あくまで、参考表示程度とご理解ください。

8)地図表示は、移動しても自動では追尾しません。「地図」ボタンを押して、適宜、更新してください。バックグラウンドでのバッテリ消費を控えたいとの趣旨です。

9)緯度と経度、およびその差分からの距離の計算は、「理科年表 平成27年版」、「地学部」の地球楕円体に関する計算式(定数は、測地基準系1980の値)をもとにしています。

10)記録した位置は、ファイルに書き出すことができます。カンマ区切り形式のテキストファイルです。各行の項目は、順に以下の通りです。
・記録順
・日付
・時刻
・緯度
・経度
・高度
・前回記録からの経度方向の距離m
・前回記録からの緯度方向の距離m
・前回記録からの直線距離m
・前回記録からの方位(北が0度、時計回り)