FURY(フューリー)2014年12月01日 20:59


FURY(フューリー)

今日は一日で月曜日、イオンシネマはお得。おっと、そもそも映画の日。ということで、2本目を見に行く。戦争映画は久しぶり。フューリー。
http://fury-movie.jp/

戦略とか戦術とか、そんなものを少し期待はしていたのだけど、あっさり裏切られる。描かれていたのは、力と力、いや、暴力と暴力の正面からのぶつかり合い。見ている間、ずっと、右手は左腕を堅く握りしめて、身じろぎできない。ラストシーン、最後の戦いの場所が静かに映され、ようやく息をつける。タイトルが、諦め、ではなく、憤怒、であることが救い。

戦場で、戦争の道具はどう使われるか、兵士はどう戦うか、を直視する映像。忘れないように、数年に一度は見返したほうがいいかもしれない。

補充によこされた新兵が、上官の命で初めて敵兵を射殺するシーンがある。その後、彼は身体の震えが止まらない。同じ戦車に乗る兵が、コーヒーをついで渡す。彼は、ふるえながら両手でカップを抱え、すする。そのときの気分に及ぶべくもないのだろうが、観終わった後、温かいコーヒーが欲しくなった。

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