上信電鉄で富岡製糸場 ― 2014年12月24日 22:47
青春18切符の三回目は、話題の富岡製糸場に向かう。
とはいえ、高崎からは、上信電鉄。
富岡製糸場の入場券とのセット(割引あり)もあるが、今回は乗りつぶす予定なので、一日乗車券を購入。ずいぶん横長だが、硬券。
出迎えてくれたのは、デハ204。ずいぶんとご老体らしく、改札から一番手前のドアから入るようにとの指示。他のドアは閉鎖。
最寄り駅は、上州富岡。
ホームの案内板によると、徒歩10分。
駅の外観。ずいぶんと立派できれい。
駅から国道まで出て、写真の黒い車と同じ場所から入ると正面入口。行き掛けは、朝早かったので、交通整理の人もおらず、いったん通り過ぎてしまった。
通り過ぎて少し行くと龍光寺。富岡市の史跡。工女のお墓があるとのこと。市内には他にも見所があるようなので、少し遠回りもよい。
寄り道したので、ぐるっと回って、正面入口。ホームページではずっと混雑しているようだが、朝の早い時間なら、心配することはなかった。
繭の倉庫のひとつ。煉瓦造りが特徴。展示場の解説によると、当時、煉瓦がなく、煉瓦工場を作るところからはじめたとのこと。
その先の繰糸場。
昭和の終わり頃まで操業していたので、中の設備は、その当時のもの。昭和40年くらいの製造とか。ここで、明治の雰囲気を期待すると裏切られる。明治の設備は展示スペースで見ることができる。
女工の寄宿舎。ほぼ全国から集められた。これは、戦前に建て替えられたもののよう。
寄宿舎裏の広場から眺める上州の山並み。説明には、ここから山々を眺めて故郷を偲んだ、とある。
フランスから呼んだ女工の住居。こちらは、ぐっとモダン。
おしなべて、富岡製糸場の建物は、外観は建築当時の雰囲気を残しているが、内部は利活用され続けたので面影はない。畢竟、外からの見学が中心になる。
ガイドによる解説は40分ほどとある。自分の目で見て歩く分には30分くらいあればひととおり見渡せる。おみやげを探す時間を入れても、駅との往復に一時間ちょっとを見ておけばよさそう。
正面入口周辺には、お土産物屋や飲食店が並ぶ。ここにも釜めしのおぎのやを発見。
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