人類は衰退しました92015年01月18日 13:16


人類は衰退しました9

本編としては完結とのこと。昨年末に短編集が出たので、読み始めたところ。

手元の第一巻の奥付には2007年の刊行とあるので、約7年。かわいい妖精さんは魅力的だが、主人公というか物語の語り手はすこしばかり人間社会に対して斜に構えたところがある。そこをユーモアとしてたのしむのが本書の持ち味。ラノベの分類ではあるが、売れ筋のパターンをなぞる(それはそれで意義あることだが)他とは一線を画している。

シリーズの最初の方があっけらかんとしていたかなあ。進むにつれ、主人公の成長もあるのだろうけど、おもしろさの質が変わってきたような。最後は、作者の終わらせてやろう感が少々感じられるものの、納まるべきところに収まった感じ。

そうそう、あとがきに、読者からの質問に答えるかたちで、書き方のコツみたいなことを一言。このあたり、変に不真面目にならず、読者との向き合い方はしっかり。

アニメにもなって、こちらもなかなかの出来。本書の楽しい方の遺伝子を伸ばした感じ。

途中、イラストレータが変わって、手持ちは、最初の絵のもの。髪がくるくる巻いている。この巻き髪のイラストはお気に入りで、紙の本を処分できないでいる。

電気料金単価の推移、平成15年から2015年01月18日 17:13


電気料金単価の推移、平成15年から

東京電力から、1月分の料金明細が届く。毎月、記録をつけていたものをグラフにするとこんな感じ。平成15年(2003年)の1月の単価を100としたときの推移。電気料金は、基本料があり、その上に段階別の従量課金がされるので、総額を利用量で単純に割っても単価の目安にしかならないが、利用者目線では十分な指標。

リーマンショックの後、急騰しているが、その後回復。東日本大震災までは、ほぼ横ばい。震災後、急騰。現在、3割増し強の水準にある。震災後、節電に努めてきたつもりだが、請求額が減らないのも然り。何を買い換えるのにも、消費電力が下がることを第一に考える習慣に。

原油安が進んでいるので、このあとどうなるか。円安との兼ね合いはどうか。自家発電(エネファーム、太陽光、風力)には、一軒家が必要なのがねえ。

ガス料金の方は、使用量が少ないためか、これほど明確な傾向は見えない。季節変動の方が大きい。まあ、電気料金よりは安定しているとは言える。