WinRT XAML ToolkitのChartで折れ線グラフ2015年02月23日 21:25


WinRT XAML Toolkitを用いた折れ線グラフ

Windowsストアアプリでは、NuGetから様々なパッケージを導入できる。今回はグラフを描画するために、WinRT XAML ToolkitからData Visualization Controlsを利用した。開発者は、MSに勤める方だが、このプロジェクトは個人としてのもの。

このツールキット、なかなかの充実ぶりだが、使用法に関する情報が不足ぎみ。各所でいろいろの報告があるが、苦労したので、サンプルになるよう掲示しておきたい。

ツールボックスへのメニューの追加

その前に、VisualStudioのツールボックスを開いて、「アイテムの選択」を選び、XAML Toolkitのメニューを追加しておくと便利。

WinRT XAML ToolkitのChartで折れ線グラフ

さて、XAMLのソース中程の、ScrollViewerの定義がグラフ(Chart)の部分。

1)グラフを拡大縮小できるようにするため、Chartの定義をScrollViewerの中に収める。HorizontalScrollBarVisibilityは、標準でオフなので、オンにする。Verticalの方は標準でオン。

2)「Charting:Chart」で囲っているのが、グラフの定義。MinWidthとMaxWidthは、固定値で定義。Autoにすると、Scrollbarが現れてくれない。

3)「Charting:Chart.Axes」の部分が、X軸とY軸の定義。

4)そこから「Charting:LineSeries」が4つ並ぶが、折れ線グラフ4つ分の定義。最初の一つが、本体である飽和水蒸気圧の折れ線(青)。残りの3つは、「x=a, y=b」といった垂直線や水平線のグラフ(赤、黄、緑)。

5)「IndependentValuePath」は、X軸の変数。「DependentValuePath」は、Y軸の変数。「ItemsSource」でデータの供給元となるオブジェクトを指定。X軸とY軸の変数名は、このオブジェクトの2つのメンバ。

6)データの供給元は、「ObservableCollection」で定義。これにより、スライドバーを動かすときに、スライドバーの値変更のイベントハンドラで、コレクションの要素を置き換えることで、グラフのX軸とY軸が動く。

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