QNAPのミラーボリュームのディスク交換がうまくいかない2017年10月07日 15:03


NASのディスク警告

QNAPの管理画面を見ると、ミラーを構成しているディスクの一つに警告。

SMART情報

以前から、End_To_End_Errorの数値が気になっていたが、警告されたのは別の項目。導入してから5年くらいとそろそろ潮時と、念のため、NASをシャットダウンして予備と交換。

ところが、起動後、rebuildが始まらない。ストレージマネージャで操作を試みるも、実施が必要な項目がグレイアウトされていて操作できない。調べてみると、同様の事象が報告されているが、ファームの更新か、マニュアルでの作業が必要の様子。RAID5では聞かない問題なので、ミラー固有の問題か。

mdadm --detail

ターミナルでつないで、マニュアルでの作業。ミラーボリュームの状態を見ると、degradedの状態にあり、2つめのディスクが削除、との表示。

mdadm --add

mdadmコマンドにて、交換したディスクをミラーボリュームに追加。時間はかかるが、無事に終了し、赤ランプも消える。コマンドで確認した状態も正常の様子。

GUIの状態表示

ところが、ストレージマネージャの表示は、交換したディスクが「単一ディスクドライブ」と認識され、ミラーディスクボリュームには追加されていない。rebuild終了後も、表示はそのまま。

この状態で、再起動すると、再び赤ランプが表示される。どうも、ストレージマネージャとmdadmで表示される状態に不整合が生じている模様。

再起動しなければ問題はなさそうだが、ファームの更新を待つよりは、バックアップを取って、ボリュームを再構築した方がよさそう。このあたり、まだまだDIYの世界。

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