ほそ道まっぷ - アプリリリース2018年06月07日 10:39


ほそ道まっぷ

「ほそ道まっぷ」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。「おくのほそ道」を読みながら、地名がでるたびに地図を探して眺めていたが、備忘も兼ねて、アプリにしてみたもの。

※アプリのページ

開発時間は35時間ほど。うち、データの作成に15時間ほどなので、実質20時間ほど。主要な部分は、これまで作成したアプリから処理を移植。

改めて、芭蕉や曾良の行程を地理院地図から眺めてみると、本人も言っているように、整備されていない道を苦労して歩んだというのが地形からも見て取れる。那須のあたりは、どこまでも広がる野をひたすら歩んだのだろうとか、今の陸羽東線をなぞるところは本当に山あいを踏み分けたのだとか。

逆に、川を船で行くときは、あっという間に距離を稼ぐ。羽黒から酒田までは、これまでの道行きと比べればあっさりと到着。今でいうと、下の道で苦労していたのから、高速に乗ったような有り様。まさにショートカット。

また、意外とかつての街道の名残が、道路や鉄道に残っている。地名も然り。平成の大合併などで、市の名前はあてにならなくなったが、町村の名前はまだまだ残っている。ところどころ、かつての地名が新しい施設に復活しているのも面白い。

Google Mapでは、ゆかりの地に芭蕉関連の句碑や施設が多く建てられていることがわかる。ないところには全くないのだけど。このあたり、地域なりの意識の違いも感じられる。