QNAP 419U+ から 332X への移行2020年03月21日 13:48

NASのサポート切れが年末ということで、早めに更改。

最近、NASの導入を勧める記事をよく見かける。使うだけなら、そんなに難しくないが、更改は結構大変。NASに限らず、ストレージの移行は、ひとつ間違えるとデータを失うので緊張を伴う。しかも、普通は、数年~10年に一度しか行わないもの。今回は、どうなるか。

332X 外箱

選択したのは、TS-332X。3.5インチドライブが3つ、M.2のSATA SSDが3つ。64bitのARMプロセッサで、メモリは最大16GB。標準搭載は2GB。1Gbit LANが2つ。10Gbit LAN(光)が1つ。

ポイントは、低消費電力。SSD搭載可。LANポートが2つ。いろいろ使い回しを考えるとx86プロセッサがいいが、条件を満たすものがない。Intel搭載品はメモリ容量が少ない。AMD搭載品は電力消費量が多い。

ベースの消費電力が20W違うと、月で15kWhほど。東京電力の2段目の料金で400円くらい。年に5000円ほどの計算。その前に、地球に優しくない。

Intel搭載品では、最近出た251Dが、Gemini Lakeを載せてきたので、隠しスペックで8GBより上のメモリを積めるかも。332X注文後だったし、LANポートが1つしかないけど。

419U+

更改対象は、419U+。2012年の購入。機能追加のあるソフトウェア更新は2017年末まで。セキュリティアップデートは、2020年末まで。出たばかりの製品を購入すれば、10年ほどは使える計算。普通のPCなら、その前に電源まわりが逝きそうなところ、しっかりした作り。

332X 正面

332Xの正面。下の6つは、アクセスランプ。エラー通知は、ブザー音に加え、音声も出る。

332X 背面

裏面。電源はACアダプタ。

332X 筐体を開けたところ

ケースの側をはずしたところ。HDDトレイが3つ。

332X 基盤

HDDトレイを納める部分を外すと、基盤が現れる。左にM.2のスロットが3つ。

332X 標準品のメモリ

メモリは、SO-DIMM。DDR4の2400。

332X 2.5インチ用のアダプタ

HDDトレイは簡易なもの。HDDの側面の4つネジ穴にピンをはめる形態。トレイのうち1つには、2.5インチ用のアダプタが付いてくる。はめ込み式。無いものと思って、別途用意していたのに。ほか、付属品にはLANケーブルが2本。こちらも、別途用意していたのに。

ファームウェア更新

電源オンで起動後、ファームウェア更新。2回走った。

設定ウィザード

終わると、設定ウィザードが起動。ずいぶん、やさしくなった。

いつもの画面

ウィザードを終えると、いつものコントロールパネル。このあたりのUIの継続性はしっかり。

次は、LANの設定、ディスクの設定、データの移行、とつづく。