維摩経2021年01月17日 18:09


維摩経
ebook japanの電子版。底本は、初版1966年の16刷。大乗の初期の経典群のひとつ。解説によると、般若経の思想を受けて成立したもの。2世紀頃までか。

俗世から距離を置いてのお寺の修行、というイメージと異なり、世間にあって、人との関わりを通じての思索と行動を説く、というあり方が新鮮。とはいえ、その説く内容は、酷い現実であっても心の救いをもたらす一方、現実の変革力を持つのか、とも考えてしまう。

解説によると、唐の詩人、王維。字は摩詰。本書からとったものとは面白い(P.256)。

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