キトー2015年06月23日 15:42

春先にポートフォリオを見直した際に、新規に購入。初参加。

キトー株主総会

比較的こぢんまりとした会場で、淡々と終わるのかと心配したが、ずいぶん活発な質疑になった。ここまでずいぶんかかったらしい。

・中国や東南アジアの減速は確か。中国は2桁成長の時代に戻ることはないだろう。経済構造の転換点にある。利益管理に注力し、利益率を向上させる。
 アナリストの分析を読んでいるだけでは実情はつかみにくいが、開発や製造の現場で必要とされる商材を扱う会社の生の声には響くものがある。経済構造の転換とは、内需中心の経済へということだろう。

・社外取締役からそれぞれ一言。
 グローバルに成長しようとする際に必要となる要素を挙げ、それぞれに対応する人材を登用するという説明は納得感がある。他社で多く聞かれる、長年の経営の実績や高い見識、という説明では、判断しにくい。

・製品輸出企業の経営者の感覚として、1ドル、100-110円が妥当。

・配当性向は、下限20%、実績では今期30%強、来期25%程度。今は、成長投資を優先。

コンサートステージや風力発電機のメンテナンスなど、新しい適用領域には新鮮な驚き。重いものを安全に支え、運ぶという観点からは、防災や医療介護にも進出していけるのでは。

バンダイナムコ2015年06月22日 14:59

今日は、バンダイナムコの第10回株主総会。統合から早10年。

バンダイナムコ株主総会

いつも通り、会場隣には展示スペース。こちら、歴代のガンプラ。最新のFebri (Vol29) に特集があり、タイムリー。

バンダイナムコ株主総会

アイドルマスターのフィギュア達。こちらも10周年。

妖怪ウォッチの好調もあり、業績は好調、事業説明はあっさりと終了。質疑も、事業全般というよりは、個々の作品やイベントについてのものが多い。事業関連で気になったものを挙げる。

・全体の業績は好調でも欧米は苦戦。LAに欧米と南米を統括するオフィスがあるとのことだが、さすがに今期は黒字を目指す。ディズニーとの大型案件も控えている。

・配当性向は30%程度。事業の利益率は10%程度なので、必要な投資を鑑みると、この程度が妥当ということらしい。

・アミューズメント分野も苦戦中。こちらは、体制を組み替え、開発から販売まで一貫の体制にすることでテコ入れ。確かに、最近のアニメでは、劇中、主人公達の遊び場として登場することも少なくなっているような。

妖怪ウォッチ玩具の品不足については、改めて謝罪。途中、月産2000万個に引き上げたが、需要はその3倍もあったとのこと。結局、年末まで9ヶ月近くの騒動になった。

この点も含め、今回のキーワードは、「想定外」。海外の観光客の爆買いによる長い行列、アイドルマスターの10周年の通販サイトのアクセス過多によるダウン、ソーシャルゲームの緊急メンテ、等々、この言葉が何度も用いられた。波風の激しい業界とは言え、「想定外」にはもう少し強くなってもらいたい。

そうそう、新取締役に川城さん。質疑では一回だけ登場。バンダイビジュアルがSBUとして独り立ち。今後、この方面に注目。

三井物産2015年06月19日 15:51

今年も株主総会のシーズンが本格化。名古屋や大阪にはなかなか行けないので、金曜日の三井物産からスタート。

三井物産株主総会

初参加。第二会場にも人が入るほどの盛況。商社では、住友商事に参加したことがあるが、それよりは堅苦しい進行で、対話する姿勢という点ではやや劣る印象。具体性に乏しい説明、カタカナ専門用語の多発。盛況なのはお土産効果なのか。

原油や鉄鋼など資源価格の下落を受け、収益の方は厳しく、この点への質疑が多い。回答としては、それでもキャッシュフローは潤沢であり、資源については将来の安定供給のため、非資源については収益拡大のため、しっかり投資をしつつ、配当額は維持。ただし、自社株買いを積極的に行うほどの余裕はない、といったところ。

質疑の数は少なくないが、鋭さに欠け、回答も型どおりに終始し、さほど盛り上がることもなく終了。新社長ということで緊張もあったのか。大きな組織の上、経営課題も多いだけに、周りへの配慮もあるのだろうが、決意表明でもいいので、自身の言葉で語る場面があっても良かった。

イオン第90期2015年05月27日 16:48


イオン第90期株主総会

このところ景気が上向きのせいか、全般に穏やかに進行。とはいえ、利益額は目標の70%の達成ということで謝罪から始まる。もっとも、すでに始まっている第一四半期(3~5月)は堅調とのこと。2015年度の目標は、しかし、保守的なもの。

・経済圏構想
いろいろ説明されたが、ネット対抗と人口減対策が主目的か。地域密着型でネットと差別化。お客様一人一人の購買に占めるイオンのシェア拡大で人口減に備える。

・店舗改装の推進
平均店舗年齢は18年と8ヶ月。30年を越えるものも多い。最近のイオンのスタイルに改装することで売り上げ増の効果が実証され、大規模改装を60店舗で実施。小規模な改装はほぼ全店舗で。

・ダイエー
首都圏90、京阪神99店舗でフード、都市型スーパーとして再出発。生産から販売までの一貫体制を強みに変えていく。新施策は、本八幡近くのコルトンプラザ店を実験店として検証を実施。ボタニカルショップ、カフェ・ダイニング、ジュースバー、サークル形式の鮮魚売り場など。2015年度に5店舗に展開。

以下、質疑から

・イオンモールと近所の小規模店舗とのカニバリゼーション
認識しており、対処を進めている。

・野菜が今ひとつ(会場から拍手)
地域に仕入れの権限を与える取り組みを2015年春から開始。改善を取り組み中。

・日経ビジネスのトップバリュ批判の記事
紙媒体では取材内容が都合よく切り貼りされて苦慮。媒体自身なにかとセブンイレブン寄りで、ジャーナリズムにもとると、苦言。

・使いにくく還元率の低いポイント制度
各社がバラバラに導入したままと認識。プロジェクトを立てて見直し中。

・価格戦略
よいものであれば高価格でよい、という発想はとらない。適正な原価率で販売する。

・フィリピンのミニストップなど、海外店に日本らしさがない
進出時は現地化を優先して進めた。近年の日本ブームを受け、日本の商品のニーズも増している。日本の小売業は輸入は得意だが、輸出は苦手。改善すべく対応中。

旭硝子2015年03月27日 16:25


旭硝子株主総会

旭硝子の株主総会。左はおみやげの耐熱容器セット。昨年はホットドレッシング容器だったが、結局、熱燗容器になってしまった。

さて、総会は株価が堅調なこともあっておおむね平穏。それでもバブル最高値には及ばない。以下、質疑など。

・液晶用のガラスの需給
 改善しつつある。薄型化で供給量は増えたが、これもそろそろ限界。
・建築用ガラスの将来性
 省エネ窓(多重ガラス)が有望。東南アジアなどの熱帯向けも有望。
・水素社会に向けた取り組み
 燃料電池が必要とするイオン交換樹脂膜、電極で貢献できる。白金の使用量低減による低コスト化が課題。
・近い将来の業績上振れの余地
 新興国の自動車需要の伸び。電子部品向けに開発した特殊ガラスの他用途への展開。化学品の東南アジアにおける需要の伸長。
・ガラス製造で使用する苛性ソーダ製造の副生物としての水素の活用
 電気分解で製造するため純度が高く、より付加価値の高い分野への関心は高い。ただし、現在でも燃料等として100%活用している。
・コスト増加要因
 原油と電気代が大きい。近時の原油価格低下の影響は大きい。これから効いてくる。

通り一遍な株主総会2014年06月27日 12:49

3月決算の株主総会ウィークも終盤。会社数が多いので、どうしても同日同時刻に重なり、なかなか行けないところも出てくる。そんな一つが、ふと、行ける日程にあったので出掛ける。

配当性向は高めで、株主優待もなかなか魅力のところ。ただし、大株主が過半を占めているためか、個人投資家と見える参加者はちらほら。代わりに背広姿が目立つ。

会議の進行は淡々と。背広姿の賛同を示すかけ声が響く。かつて、大勢を占めたといわれる総会の雰囲気は、このようなものであったか。対処すべき課題の報告では、説明や補足のかたちで多くの経営者が思うところを会場に訴えかける姿を見てきたが、映像による説明のみ。

株主優待の充実を見ると、個人株主を増やしたい意図は見えるが、積極的にコミュニケーションを取る必要は感じていない様子。招集通知や報告書の書きっぷりを見れば、予測できたことか。経営者として、業界をどう見ているか、経済状況をどう見ているか、等を学べると思って参加する向きには肩すかし。企業にもいろいろな事情はあるし、そこを理解の上、保持するも手放すもよし、と。それでも、肩すかしに会わないためには、招集通知や報告書を読み解く力を鍛えねば。

茅場町 永代橋
場所は、茅場町。外に出て、まわりを見渡すと、喫煙者が目に付く。目を下に向けると、あちこちに吸い殻。先日のモスフードの総会の質疑を思い出す。飲食店の禁煙といっても、こういう地域では苦労するはず。よく、金融業は気を遣うから、といわれるが、そういう振る舞いを許す地域の雰囲気というか文化の要因が大きい。IT業界も喫煙者が多いといわれたが、新興組のオフィスが立地する場所は、そういうのを許さないところが多く、街中で見かけることは少ない。

モスフードサービス2014年06月25日 18:03

本日は二本立て。午前の株主総会は、会場から質疑が出ず、40分で終了。業績がよく経営陣への信任が厚いとはいえ、個人投資家もそれなりにいるはず。どうしたものか。次は、14時から。空模様も怪しいので、取り急ぎ大井町に向かう。駅前の阪急内のモスカフェで、時間つぶし。モスカフェのみのセットメニュー。カップケーキとコーヒーのセットは、なかなか。

モスフードサービス
午後は、モスフードサービス。波乱がないのは、午前と同じだが、質疑はそれなりに盛ん。

・前回同様、全面禁煙への提言が複数。平成28年4月を目処に何らかの方向性を打ち出したい、とのこと。フランチャイズの契約更新のタイミングがこのあたり。両者でよく協議が必要な難しい論点のようだ。
・海外事業。台湾やタイ、シンガポールあたりは、軌道に乗った。30~50店舗くらいが、点や線から、面の展開に移ったといえる目安。中国は引き続き苦戦中。パンよりはご飯ということか。

おもしろいところでは、会社設立当初のメニューの復刻の打診に対し、当時の味付けは今の時代に合わない、と社長が回答。たしかにそうかも。味覚は時代により、変わってきている。モスも洗練されてきたということ。復刻の結果、「こんな味だったの?」と失望されてはたまらない。

かどや2014年06月24日 14:36

銀行の方は、殺伐としていそうなので、今回はかどや製油を訪れる。

売上高にして、200億円規模。数千億円規模の会社とは、ずいぶん雰囲気が違う。平和で家族的。扱っている商材と、歴史ある企業風土がそうさせるのかもしれない。

ごまは、ほぼ100%が輸入。熱帯の作物なので、日本では、ほとんど取れない。お陰で円安による原価増の影響を強く受け、ずいぶんと利益を減らした。売上原価が20%増とのこと。ごま油自体の需要はほぼ横ばい。こちらは、健康志向の製品開発で乗り切りたい意向。とはいえ、セサミンのサプリを見てわかるように、サントリーのような大がかりな仕掛けはできない。智慧が求められる。香川大学や京都大学と研究を進めているようなので期待したい。

定款の変更と業務内容の追加があったが、ラー油で使用する唐辛子の生産を試みる様子。企業の農業生産への進出は、ここでも。小豆島という地の利を生かせるとよいが。

かどや
おみやげは、ハーゲンダッツのミニカップの引換券。ごま風味の商品を共同開発して配布する、といった方向に進むとおもしろい。専業から多角化も選択肢だが、専業メーカーが得意を活かして複数組んだ方が尖った商品を生み出せるように思う。