Mathematica 4.2 を Wine / lubuntu で ― 2022年06月07日 18:13
いいかげん、WindowsXPから脱却しようと、古いバージョンのMathematica(4.2)を、lubuntu上のWineに移す。版が古いのでWindows10では動かない。
この作業自体はあっさり。日本語入力できるようにと、uim + Mozc の設定を試みたが、こちらは実現せず。Linux上のテキストエディタで日本語入力できるからよいか。Linux使いは凝りすぎないのが、うまく付き合うコツ。
Mathematicaは、2.2→3.0→4.2 と上げてきて、都合50万円ほどかかっている。今なら、個人用途の版もあって、見たところ5万円くらいなので、新しいのを買った方がお得なのはわかっているけれど、もう少し元を取ってからでないと、と踏み切れない。
EIZO 四代目 ― 2021年12月14日 13:50
EIZO DirectからのDMで、EV2730Qのアウトレットセールの案内が届く。2015年発売で、1920x1920の正方形のディスプレイ。次購入するならこれ、と決めていたもの。ずっとつづく型番になると期待していたが、終売か、と急ぎ購入。後継機が出るかもしれないけど。

これまでの環境。左のSX2462Wが主機。2010年4月の購入。10bitカラーが魅力。

しかし、東日本大震災で、本棚から崩れ落ちた本がディスプレイにあたり、滲みが発生。もったいないので、そのまま使用。こうなるとリサイクル前提の廃棄業者には引き取ってくれないところも。
写真が赤っぽいのは、カメラの特性で、色温度が低めなのを強めに感じている。

通算使用時間は、49000時間弱。EIZOの保証期間が、5年で30000時間だから、十分、頑張ってくれた。

EV2730Qに置き換えたようす。モニターアームを使用するので、足を外しているが、軽い。本体重量は2kgほど減。

ブラウジングしているところ。Twitterが縦長で便利。

VisualStudio。アプリの動作画面と、VSのコード画面を並べて表示。この環境が欲しかった。ブラウザは、隣のディスプレイ。

ゲームとか動画鑑賞は、上下に隙間が空いてしまうけど。
こういうユニークな製品は、汎用の部材が使えず、どうしても高価になり、数も出ないのだろうが、用途によっては大変重宝するのでラインアップを続けて欲しいところ。
VMware ESXi + Workstation Pro で Windows11 ― 2021年12月06日 09:05
Windows11は、動作環境の制約が厳しくなり、手許の機材では如何ともしがたい。主機は、ECCが使えるAlder Lake版のXeonを待ちたい。
記事を漁っていると、ESXiの上でVMware Workstation Proを動かし、さらにその上でWindows11の動作を試みるものが。最新のWorkstationでは、TPMモジュールをゲスト環境にデバイスとして追加できる。
ESXiでlubuntuのゲストOSを動かし、その上でWorkstation Proを動かし、さらにWindows11を動作させているところ。Workstation Proは30日の試用版。
ネットワークの設定をBridgeにするとパケットが外に出ず、NATで仮動作。Bridgeにしないとリモートデスクトップ接続ができず、テスト環境にならないけども。こちらは、不具合らしく、修正待ち。
lubuntuは、推奨通りにセットアップするとSWAPデバイスが用意されない。その場合、Workstation上のゲストOSが立ち上がらない。セットアップをやり直し、パーティションを手動で切って、SWAPを確保。
Linux版のWorkstation Proは、実行形式で提供されるが、実行中、モジュールのコンパイルを行うので、あらかじめ、build-essentialのパッケージを追加。
ゲストOSとしてのlubuntuの設定では、Workstation Proを動かすために、ハードウェア仮想化の機能をゲストOSに公開。
ゲストOSとしてのWindows11の設定では、Access Controlで暗号化を選び、パスワードを設定。
あわせて、TPMをデバイスとして追加。
セットアップのポイントは、だいたいこんな感じ。
タスクマネージャのようす。仮想環境を重ねているので、それなりにもっさりとした動作。テスト環境と割り切れば、使える範囲。
なお、ESXiを動かしているハードウェア自体は、Windows11の要件を満たしている。
さて、この先、Workstation Proのライセンス(2万円くらい)を導入するか、vSphere Essentialsのライセンス(6万円くらい、TPM機能をESXiに提供)を導入するか。もう少し様子を見て。
QNAP 332Xでgitのリポジトリ管理 - gitea ― 2021年03月07日 18:09
アプリ開発のメモをExcelで作成しているが、分量が増え、そろそろ使い勝手が限界。wikiでまとめてみようと、QNAPのContainer Stationのdockerイメージで、wiki.js を立ち上げる。これのバックアップや、別サイトへのクローンを想定し、gitのリポジトリを用意する。
候補としては、GitLabがあるが、公式はARM64のイメージを用意しておらず、有志のイメージでさっと動くものがない様子。x64版はあり、巷の記事はこれについてのもの。
代替として、ESXi上のubuntuのゲストOS上にDockerの環境を用意し、セットアップしてみる。メモリは4GBでぴったり。余裕を持った運用には、5GBくらいは要る。
少し運用しているうち、giteaならば、ARM64のイメージがあることに気づく。Container Stationで起動すると、初期設定画面が開く。サーバーのホスト名など、後で変更ができないので、ここで設定をさぼらない。最初、DHCPで取得したアドレスを設定して、作り直すことに。
ログイン後に表示されるダッシュボードの画面。
プッシュしたコードの閲覧画面。全般にGitLabに比べシンプルだが、個人のコード管理には十分。運用面は、使い込んでから。
応答性は、SSDで動かしているESXi上のGitLabに比べると、やや劣る。CPUもやや非力か。SSDを増設したくなる。
QNAPのContainer Stationのリソース表示画面。wiki.jsとgiteaで動かしてこんなところ。メモリは4GB弱を消費(16GB搭載で20%ほど)。NASとはいえ、dockerを運用するなら、8GBくらいは必要そう。低価格帯のNASは、メモリ8GB上限の機種が多いのに留意。ARMの64bit版は、メモリを積めて重宝するが、なかなか定番にならない。
QNAP 332X - QuMagie による写真の認識 ― 2020年10月01日 16:53
QNAPのNASにQuMagieという写真管理のアプリがあり、機械学習による認識が便利、ということで導入してみる。QTS4.4.1からの機能。

導入すると、最初にサムネイル(縮小表示)を生成する。

あわせて人の顔の認識処理が行われる。これは、主にFalcomからダウンロードした画像から認識されたもの。
正面だけでなく、横向きや上向きも認識。写真の片隅に辛うじて写っていたものなんかもあって驚く。ここにあるイラストに加え、もちろん実写、任天堂のMiiなどからも顔を拾い上げてくれる。ただし、白黒のコミックからは拾っていない。カラー画像が対象のよう。

とはいえ、中には変なのも拾ってくる。それでも実用性は結構高い。

人の顔以外にも、数十のカテゴリの認識も試みる。これは列車。

ハンバーガー。モスもマックも大丈夫。

パンというか焼き物。

日の入り、なんてのも。

霧の風景。
人の顔と異なり、それ以外の認識の精度はそこそこ。猫の写真は数百はあるはずだが、認識したのは数十。犬や虎にも混じる。それでも、意外な発見はあるのでおもしろい。
写真のサムネイル作成と認識処理中のCPUとメモリの使用量。メモリは1GBくらい使う。332Xの場合、標準の2GBのメモリでは足りなくなりそう。4GBは欲しい。作業時間は、写真の総数35000くらいで、夜からはじめて次の日の午後くらいまで。
Windowsタブレットはいつ捨てるべきか ― 2020年10月01日 16:04

4年ほど、アプリのテスト用などに使用してきたWindowsタブレット。Windows Updateに失敗するようになる。
調べてみると、バッテリーがへたっている。給電用のUSBケーブルを抜くと、OSがすっと落ちる。そのUSBケーブルも給電能力が低く、Windows UpdateなどでCPU使用率が上がると、電力不足に陥っていた様子。タスクバーのバッテリーアイコンが満杯を示していたので油断した。
このままでは使用に耐えないので、初期状態に戻して処分。これで記録されている中身を消去。本当は、初期状態に戻す処理も途中で中断し難儀して、USBケーブルをとっかえひっかえしたところ。こうなる前に処分すべきだったか。
一つ前のWindowsタブレットは、バッテリーが膨らんで処分。その前は、電源スイッチまわりが故障して起動しなくなり処分。バッテリーやストレージが交換できない機械は、捨てるために中身を消去するのも危うい。できることの多い代わりに、高い処理能力を求めるWindowsは、しっかりしたハードウェアが必要で、安価なタブレットには向かないか。
QNAP 332x 振動対策 ― 2020年09月16日 12:56
春に導入したQNAP 332x。順調に稼働していたが、夏場になり、ファンの振動によるものか、筐体がブルブル震える。安価な機種であり、外殻は薄いプラスチック。左右のかみ合わせも、ぴちっとした感じではないので、さもありなん。

制振ワッシャーを購入して、ファンの取り付け部に挟み込む。こちら、M4ミリのワッシャー。

ハードディスクを取り付ける枠を本体に取り付ける部分にも挟み込む。こちら、M3ミリ。

見つけたのは、長尾製作所のもの。PCショップで見つけたものだが、ヨドバシでも取り扱いがあったので(商品説明は足りないけど)、送料節約と、買い物ついでにカゴに投入。型番の小さい方がM4。
ちょっと涼しくなったので、効果の程がわかるのは先になりそう。
P.S.
振動を抑えるには、プラスチックの筐体と中の金属のフレームを留めるネジに噛ませる必要があるみたい。
foobar2000サーバ更改 Gemini Lake NUC ― 2020年08月29日 13:20

10年選手のノートPCで凌いでいたfoobar2000サーバだが、ようやくの更改。Pentium J5005;Gemini LakeのNUC。少し古いが、性能と消費電力のバランスがいい。メモリもたくさん積めるらしい。Gemini Lake Refresh版を期待していたが、登場する気配がない。
CPU使用率。foobar2000とwineで120%くらい。2coreあれば足りるくらい。これなら音が割れることはない。メモリは手持ちの2GBで、ほぼいっぱい。J5005は4coreなので、メモリを積めば、dockerのアプリサーバにも使えるかも。

OSは、lubuntu20.04.1LTS。alsaでの、USBオーディオの認識に少し手間取る。18.04はあっさりだったのに。.asoundrcを記述して、デフォルトのデバイスを入れ替えて、なんとか。
P.S.
CPU使用率は、ライブラリのスキャンが終わって安定すると30%くらい。メモリは、8GBのモジュールに交換。無事に認識。
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