Vector (.NET, C#) で条件分岐 ― 2022年01月06日 16:06
C#プログラムにおいて、多量のデータ処理(画像処理)に .NET の Vector で高速化を試みる。MSの文書は簡潔なもので、理解のためには試行錯誤が必要。
画像の一点毎に処理する元のコード。BGRAのデータからPCCSの色相(Hue)の値を計算する。
行199のEqualsを処理したところ。Vectorに詰めた _Rvec と _cMax の値を比較している。元のコードでは、行120に当たる部分。
下のデバッグ画面の rEQcmax の値を見ると、最初の4つが -1 になっている。値が一致し、TRUE と判断すると、0以外の値(この場合、-1)に設定される。
なお、Vectorの要素は、デバッグ画面では8個分あるが、実際は4で動作している。
行203のConditionalSelectを処理したところ。先に値を設定した rEQcmax の内容に応じて、2つのVectorのいずれかの値を設定する。第2引数がTRUE、第3引数がFALSEの場合の設定値。元のコードでは、行122に当たる部分。
ここでは、rEQcmax の4つの要素がいずれもTRUEなので、hue1 (第2引数)の値が設定されている。
行209のConditionalSelectを処理したところ。ここまでに3つのConditionalSelectを処理した。これは、元のコードの if / else if / else に当たるもの。最初の条件に合致すると hue1、次の条件に合致すると hue2a、どちらにも合致しないと hue3a の値が設定されるように、組み合わせる。
ちょっとしたパズルの要領。
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