Giuliano Carmignola with Venice Baroque Orchestra @三鷹2015年10月24日 23:04

久しぶりのコンサート。今日は三鷹。

三鷹市芸術文化センター

会場の三鷹市芸術文化センター。定員は600人余。箱形で三方を二階席が囲む。昔のカザルスホールに似ている。今回は、よく見えるように二階席。会場は撮影禁止。

Giuliano Calmignola with Venice Baroque Orchestra

奏者は、Giuliano CarmignolaとVenice Baroque Orchestra。気心の知れた組み合わせ。個人的には、2010年の来日以来。演目は、All Venice Program。A.Vivaldiを中心に、Veniceで同時期(18世紀前半のあたり、日本だと将軍吉宗の頃)に活躍した作曲家の作品から。紀尾井ホールの公演もあったが、こちらは半分が、J.S.Bachのプログラム。ここは、Vivaldiを堪能したく、三鷹へ。

演奏は、前回と同じく、最初の数曲をオーケストラの面々が熱演し、場が暖まったところで、Carmignolaが登場。実際のところは、ソロが引き立つ演目なってから登場というところ。

今回は、プログラムに楽器の紹介はないが、艶のある音色は健在。見事な弦さばきを見ていると、バイオリンは、大柄なイタリア男性の体格に合わせて設計されているのだと思えてくる(小柄な方にはごめんなさい)。オーケストラ共々、キレのある演奏。ソロと合奏の掛け合い、間と呼吸の見事さ。生ならではの、全身で感じる音の厚み。

Veniceに縁の曲のなせる技か、奏者もどんどん調子に乗ってくる。よほど、気分がよかったのか、4曲ものアンコール。CDになっている2台のヴァイオリンのための協奏曲や、四季の夏からなど。四季が奏せられて終わりと皆が思った後の、最後のアンコールには会場がどよめく。

アンコールの最後の方は最前列は立ち上がる人も大勢。さすがに光る棒は登場しないが、人気のパフォーマーのライブさながら。当時の演奏の様子はわからないが、曲想から判断するなら、行儀よすぎず、観客と距離感の近いライブのような演奏会もあっていい、と思えてくる。

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