アリクイのいんぼう2019年01月05日 10:14


アリクイのいんぼう

喫茶店を併設するはんこ屋さんのご主人がアリクイで、お店に来る人のちょっとした問題が、印の縁を通して解決していく、お伽話が今に紛れ込んでいる、そんなお話。

テーマは、ささやかなものから、ちょっと苦みがきつめの問題まで。それぞれの登場人物のつながりが、お話の中で明らかになっていく展開も見事。日常もののミステリに近い読み味。そして、なによりもイラストがかわいい。

前作の、ひとつ海のパラスアテナ、が、書きたいもののプレッシャーに押され、話が進むにつれ、書かされている感が出てきたのに対し、こちらは、のびのびとした筆致。既刊三冊で、次が気になる展開だが、これで終巻のようなあとがき。なお、読み足りない人には、メディアワークス文庫のサイトに掌編が公開されている。

白鳥の郷、印西市2019年01月18日 15:56

千葉日報に掲載された白鳥の郷の記事。印旛沼(北)から北西に少し行ったところ。意外と近所だったので出掛けてみる。

白鳥の郷

農道を進むとたんぼの中に白いものがポツポツと。貯水池をめざすと、目的地。池のまわりに説明板。今期は、600羽ほど訪れたとある。

白鳥の郷

記事とは異なり、池ではなく、周囲のたんぼで餌を食む白鳥。観察場所に指定された道路から、たんぼ一枚分向こうを観る感じ。やや黒っぽいものもいるのは、若鳥たちか。

飛ぶ白鳥

手賀沼に常駐する白鳥とは異なり、元気に飛び回る。

池には鴨ばかり

池の方は、風が強くて寒いせいか、中央に鴨が寄り集まる。

周辺には駐車場はなく、広めの農道に車を寄せる。あまり大勢で押しかける場所ではない。今日のお昼くらいで、出入りは3~4台。寒いのでそう長居も出来ないけど。