福月餅 6月は抹茶餡2014年06月01日 12:59


福月餅 抹茶餡
オランダ家の毎月一日発売の朔日餅。6月は抹茶餡。
http://www.orandaya.net/fukuduki.html

ダービーデイは暑い、という印象に違わず、少し外に出て歩くだけで汗ばむ。こういう日は和菓子、という気分ではないのだが、季節感は大切にしたい。柔らかいお餅をほんのり苦みのある抹茶餡が包む。冷たい麦茶といただく。

OSAMA - Lavie Tidhar2014年06月03日 21:50


OSAMA - Lavie Tidhar

おそらく、SFマガジンの書評欄あたりが気になって、Kindleで読み始めたはずだが、ちょっと怪しい。物語は、SF味は少々あるが、SFという印象ではない。

Joeという名の主人公が、探偵を生業としていることになっているが、ある女性から人捜しの依頼を受ける。そこから、探索の旅が始まる。住処であるラオスのビエンチャンから、パリ、ロンドン、ニューヨーク、カブール。探索の物語と並行して、各地でくりかえされるテロが描かれる。探偵の旅という旋律の後ろでテロの描写が通奏低音のように鳴り、探偵の旅を暗く彩る。最後に、二つの軸線は交わるが、そこに驚きを求める物語ではない。探偵とともに探索の旅をし、ともに見聞きし、感じ、考える、そんな物語であった。

表題のOSAMAは、オサマ・ビン・ラディンのこと。刊行は2011年。執筆中は、まだ、彼は謎の人物だったと思われる。本書では、彼を描く本が、物語のキーアイテムとなっている。

さて、本書は、Kindleで読んだのだが、今更、辞書引き機能があることを思い出し、これのお世話になった。初期型なので、The New Oxford Amaerican Dictionaryのみが利用できるが、それでも、ずいぶん、読み進めるのが楽になった。電子辞書やPCの辞書を引くと、視線も動作も切り替えることになり、物語への没入が中断するが、Kindleの辞書引きではなんとか持ちこたえる。この違いは大きい。頭の中に形作られたイメージが崩れる前に、物語を進められる。表示される辞書欄が小さいので必要な説明が表示されないことがある、"-"付きの言葉はうまく検索されない、という弱点はあるものの。

馬の博物館2014年06月05日 06:33

横浜に所用のついで、根岸に足をのばす。石川町からは、こう暑いと、上り坂が厳しい。

馬の博物館
目的地は、馬の博物館。少し前にグリーンチャンネルの「草野仁のGate J.プラス」で取り上げていた。そのときの特別展「歌舞伎と馬」を開催中。

興味深いのは、一般展示にあった馬の骨格見本。サラブレッドの隣に、発掘品に基づく鎌倉時代の馬がならぶ。鎌倉時代の馬は、背中の高さで30cmほど低い。日本人の体格も今よりは小さかったろうが、それでも人と馬のバランスは、今とはだいぶ違う。時代劇などで見る映像と、当時の実際はずいぶん違っていたはず。そう思って、平家物語の馬の活躍するシーンを想像するのもおもしろい。

※馬の博物館

ポニー
博物館には、ポニーセンターを併設。体験乗馬は日が限られるが、厩舎で間近に見ることができる。ちょうど、2頭ほど散歩中で、園内ですれ違う。

根岸森林公園
博物館の裏手を出ると、根岸森林公園。かつて根岸競馬場の中馬場。そう思ってみるとずいぶんと起伏のある公園。今の競馬場よりはずっと厳しいコースのよう。

根岸競馬場跡
林の向こうに、根岸競馬場時代のスタンドの名残が見える。

EH200-5
坂を下り、根岸駅に着くと、EH200がお出迎え。精悍な構え。

チョイモビ
乗り物ついでに、もう一つ。根岸への行きがけに、ランドマークタワーの裏手で、電気自動車のチョイモビに出会う。なかなかかわいい。駐車スペースの空きを見る限り、それなりに稼働中? 少し前に読んだ紹介記事を想い出す。

VitaのnaspocketでTwonky2014年06月06日 10:12

6月発売のゲームに備えて、VitaTVのメモリカードを増設する。購入時にセットされていた8GBでは、ダウンロード形式のゲームを入れるとすぐに埋まってしまう。今回は、奮発して64GB。あらかじめコンテンツ管理アシスタントでバックアップを作成しておき、これを戻すだけで、あっさりと入れ替え完了。PCのディスク換装よりはずっと楽。

さて、少し前だが、Vitaのnaspocketで一般のDLNAサーバへの接続を対応した、とあった。そのときは、うまくいかなかったが、容量も増やしたので、改めて試す。

naspocket
VitaTVでnaspocketを起動。

Twonkyの選択
接続サーバーの選択画面。NASで稼働するTwonkyが表示されるので、登録。少し時間がかかる。VitaとNASは同じネットワークにしている。

番組の選択
ビデオの選択画面。インタフェースは扱いやすい。写真も同様。ミュージックは、WMAとFLACには対応していないようなので、個人的には使えない。XperiaでもWalkmanアプリで頑張っているので、Vitaにも入るのを期待したい。入るとしても、PS4が先になるのだろうけど。

昔の録画の再生
ビデオを再生してみる。これは、1999年末のゆく年くる年のTV録画。DVDくらいまでの画質であれば、PCで再生するのと変わりない。ちょっと苦しいのは、Laser Disk時代の横長の画面。上の4:3の画面の中に横長に表示されるので、画面全体ではずいぶんとこぢんまりと表示されてしまう。それでも、操作性は優れるので、撮りためた映像を見るにはいい。

なお、映像の記録形式によっては、再生できないことがある。一度再生に失敗すると、問題のないはずの映像も再生できなくなる。その場合は、naspocketを終了して、再起動すると戻る。このあたりは、改善してもらいたいところ。

霞ヶ浦2014年06月11日 17:16

湖沼めぐり。満を持して、霞ヶ浦。諏訪湖以来。潮来から、土浦を目指す。

潮来
電車で2時間ほどで潮来に到着。意外なことにsuica未対応駅で、精算に手間取る。あやめ祭でずいぶんとお客さんも多い。

あやめ祭
前川を渡る橋から、あやめ祭の会場を見渡す。色とりどり。来場者も多く、盛況の様子。

右岸5km
潮来から霞ヶ浦には北利根川沿いに進む。しばらくいくと「右岸5km」の表示。この先、5kmごとに位置を示す標識が設けられている。

アオサギ
北利根川沿いは、野鳥が多く見られる。優雅なアオサギ。20mくらいによるとふわりと飛び立ってしまう。白いサギ類はあまり見られず、アオサギが目立つ。

カワウ
ここにもカワウ。江戸川ほどには目に付かない。

ハクチョウ
なぜか、ハクチョウの姿も。ほか、ヨシの茂るところでは、ヨシキリの声が喧しい。姿は、ヨシ原の奥でなかなか見つからない。上空には、ヒバリのさえずり。いつもの、カラスとスズメ。江戸川沿いには数多いムクドリは見かけない。

牛
川沿いの牧場には牛。

稲敷大橋から
北利根川を抜け、霞ヶ浦に出る。しばらく進むと、稲敷大橋。橋の上からは、野鳥を観察する小屋。

浮島公園
その先には浮島公園。

右岸14km
右岸14km地点。霞ヶ浦では、このあたりが一番開けている。広い水面のが見渡せる。潮の香りはしないのに、波の音がするのは、不思議。

右岸20km
右岸20km地点。この先、湾のようになっている。

小野川
一番、奥まったところ。小野川河口付近。橋を渡ったところにセブンイレブン。潮来の前川を渡ったところに一軒あったので、2軒目。補給を行う。

右岸25km
右岸25km地点。上の方に赤い字で何か書いてあるのに気づく。

全長48km
寄ってみると、終点が48.4km地点とある。思っていたのより、10kmほど長い。体が持つかな。

元鹿島海軍航空隊の跡
湾を抜けるあたりに、研究所があり、水辺を進めない。迂回しつつ進むと、元鹿島海運航空隊の跡の石碑。沖縄戦などずいぶんと戦死者が出たとある。そういえば、このあたり、上空を多数の飛行機が飛び交う。成田に行き来する旅客機に混じり、三角翼の戦闘機が大きな音で飛びゆく。百里基地か。

陸平貝塚の休憩所
30kmを少し過ぎたあたりで久しぶりの休憩所。隣の案内板には、陸平貝塚とある。この道は、関東ふれあいの道、と名付けられているが、途中に足を休める場所が少ないのが難点。

烏の旋空
少し、日が傾いてきた。上空をカラスが旋空する。巣に帰る時間が近い。

土浦市街
ここまで来ると、霞ヶ浦奥の土浦の街並みが見えてくる。

右岸40km
右岸40km地点。残り、10kmほど。日暮れが近い。羽虫が集まり始め、少しうるさい。もう、1時間早く出るべきだった。

この先、防衛省の施設のあたりで、日没。施設を迂回したところで、右岸を進むのをあきらめ、国道125号沿いに土浦を目指す。霞ヶ浦総合公園をゴールに考えていたが、断念。

土浦駅
ようやく土浦駅に到着。50kmは越えていたか。水分など補給十分だったが、足腰は限界。帰って万歩計を確認すると65000歩を越えたところ。もう少し正確に距離を確認しておくべきだったと反省。

バンダイナムコ2014年06月23日 17:08

高輪にて、バンダイナムコの株主総会。今日は、あちこちで電車の事故が相次ぎ、ぎりぎりの到着。

3カ年計画の最終年、売り上げ規模と利益は、ほぼ計画通りの進捗との評価。妖怪ウォッチは予想外のヒット。年度の目標を年内に達成できそうとの説明。アイカツもなかなか順調の様子。ただし、話の節々に、手が回らない、との弁解が出てくる。今後のいっそうの成長には、人手というか、機動力というか、このあたりが課題か。以下、いくつかトピックを。

・2020年のオリンピックに向けた取組は、検討を始めているが、具体化は先の様子。
・PS4とXbox Oneは、秋口から。これまでは、PS3で手一杯との説明。昨年の株主総会では、1000万台の規模がないとビジネスとしては厳しい、と言っていたので、ちょうどよい時期か。両機種とも予想を越えて売れているようなので、少々焦りはあるかも。
・二次創作への質問には、突っ込んだ説明はない。クリエイターを生み出す素地なので、もう少し温かい目で見ても。
・ゲームセンターやガチャガチャなど、コインオペレーションは、消費税の税率アップで、苦戦している。ワンゲーム100円を、110円にはできない。業界全体で、電子マネー対応などを検討しているそうだが、時間がかかりそう。時間課金の遊び場の提供に活路があるのでは、とのこと。
・カジノ進出はしない、と明言。パチンコの機器を提供する程度はあるかもしれないが、そこまで。

昨年もそうだが、時間がかかっても、丁寧に進めようとする姿勢を強く感じる総会。聞いているこちらの方が、少しつらくなるような質問があるのも実態なのだが、痛し痒し。

バンダイナムコ株主総会
総会の後は、開けたスペースで、商品の展示や、実演、ヒーロ-ショーも。

バンダイナムコ株主総会おみやげ
今回のおみやげ。ガンダムビルドファイターズのガンプラ。35周年の袋入り。去年は、プリキュアの日用品だった。毎年、変わるよう。ガンプラは、作ったことないんだが。

浪花家のたい焼き2014年06月23日 17:40

昼過ぎに高輪を出て、どうしようかとGoogle Mapを見ると、麻布十番がほど近い。曇天で暑すぎることもない。散歩がてら、浪花家のたい焼きをめざす。

浪花家
地下鉄の麻布十番の出入り口から、商店街の方に入り、やや路地に入ったところで発見。平日とはいえ、並ぶことを覚悟していたが、先客は1グループのみ。お店の人がすぐに声をかけてくれる。「何尾ですか」。「いくつ」でないのがいい。鯛だから。1尾、150円。少し値が張るのは、場所代か。

浪花家のたい焼き
中の餡が透けて見える。たしかに薄皮。きんつばのよう。餡は水分は少なめ。もちっとしたたい焼きのようなボリューム感はないので、あっという間に3尾をいただいてしまう。これまでを振りかえると、ふわっもちっとしたたい焼き、皮がはみ出しバリッとしたたい焼き、そして、薄皮で餡をひたすら引き立てるたい焼き。たい焼き一つとってもいろいろ楽しめるもの。

かどや2014年06月24日 14:36

銀行の方は、殺伐としていそうなので、今回はかどや製油を訪れる。

売上高にして、200億円規模。数千億円規模の会社とは、ずいぶん雰囲気が違う。平和で家族的。扱っている商材と、歴史ある企業風土がそうさせるのかもしれない。

ごまは、ほぼ100%が輸入。熱帯の作物なので、日本では、ほとんど取れない。お陰で円安による原価増の影響を強く受け、ずいぶんと利益を減らした。売上原価が20%増とのこと。ごま油自体の需要はほぼ横ばい。こちらは、健康志向の製品開発で乗り切りたい意向。とはいえ、セサミンのサプリを見てわかるように、サントリーのような大がかりな仕掛けはできない。智慧が求められる。香川大学や京都大学と研究を進めているようなので期待したい。

定款の変更と業務内容の追加があったが、ラー油で使用する唐辛子の生産を試みる様子。企業の農業生産への進出は、ここでも。小豆島という地の利を生かせるとよいが。

かどや
おみやげは、ハーゲンダッツのミニカップの引換券。ごま風味の商品を共同開発して配布する、といった方向に進むとおもしろい。専業から多角化も選択肢だが、専業メーカーが得意を活かして複数組んだ方が尖った商品を生み出せるように思う。