Windows Developer Day - Creators Update ― 2017年02月10日 16:36
9日の午前2時から、「Windows Developer Day - Creators Update」が開催。約4時間の長丁場。Windows10の次のリリースに向けた中間報告会。さすがに、リアルタイム視聴は諦め、録画で。特設サイトとChannel9で公開されているが、Channel9の方が画質がいい。ざっと興味のあるところだけ。
●Keynote
・開発に関連する文書を、docs.microsoft.comに整理の上、集約。
文書探しも、開発者のスキルのひとつだったが、少しは楽になるか。back logも開示するとのことだが、Insider Programの方の話かな。まだ、見つけていない。
・Holo Lensアプリのgalaxy explorerを紹介。
Unityで開発していた。宇宙空間も表現できるんだ。
・アプリからスタートメニューにpinできる機能を紹介。
・Dialを使うためのサンプルコードを紹介。
・InkAnalyzerでは、手描き図形を認識。
Cortanaで認識した矩形内にイメージを読み込ませるデモ。
・XAMLのLive Update。
再コンパイルなしで表示するイメージを変更してみせる。
・UWPのGame Modeに、Dolby Atmosを実装するWindows Sonicの紹介。
・SDK for Google Analyticsの紹介。
●Improving user engagement with Windows and Cortana Skills;使い勝手向上のはなし
・ストアで配布するappx形式の差分更新のデモ。
インストールの負担軽減の要。
既存のWin32アプリもDesktop Bridgeで変換すれば、恩恵にあずかれる。
・toastの拡張。
データのバインドができ、何度も表示する代わりに、表示内容の変更で対応ができるように。
・アプリ用のURLの生成
メールなどでURLを送れば、クリックひとつでアプリを起動できる。
・Cortana Skills Kitの提供
Cortanaに教え込むツールかな。
関係ないけど、英語でも、うまく認識させるには話し方のコツがあるみたい。Keynoteでは何度もやり直していたけど、開発者は一発で認識させていた。
・アニメーションや効果の話が中心。
合い言葉;feels natural, looks natural
・Ink Toolbarを埋め込むと、図形描画支援になるよう。
ペイントツールの図形ツールボックスのようなイメージ。
・Scrollbarが状況を認識するように。タッチでは隠れていても、マウスを使うと現れる。
・複数の国にリリースするのは手間。そこで、定義リストのexport/importを実装。
Excelで簡単に編集できるようになる。
・SQLite;Anniversary Updateから、OSに同梱。
・Game Modeの説明。
GPUアクセスの改善とCPUの優先度制御くらい。
・GPU Debugger PIXのDesktopへの提供。
GPU内の処理時間、並列度などをグラフィカルに表示。
レンダリングに時間のかかっているオブジェクトの検出と改善をデモ。
・Bashの機能追加。
VTエミュレーションのサポート。CUIアプリが動く。
Windowsコマンドの起動。notepadを起動してみせる。
VSでLinuxのC++コードのビルドとデバッグ。ターゲットにWSL(Windows Subsystem for Linux)が登場し、ブレークポイントの設定や変数値の確認なども、普通にできる。
会場からの質問を、パネルに書いてもらっていた。
関係ないけど、この手のイベントではあいかわらず「exciting」という単語が連発される。日本語で「すごい」を連発する人がいるけど、その感覚なんだ、と、視聴中にふと納得。
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