化学の新研究 ― 2015年03月19日 15:16
数学や物理の本ばかりではいけないということで化学。高校ではとらなかったので、参考書レベルから。本屋で物色すると、どうしても要点をまとめた試験用のものが目につく。これらは読み物としては面白くない。教科書で物足りない層に向けて詳説しているものを探すと2冊ほど。そのうちの一冊がこれ。
途中、SCIENCE BOXと題した囲み記事が面白い。身近な素材への周辺ページの説明に関連した化学的な解説を試みる。電子レンジ、エネファーム、オゾン層の破壊、肥料、メタンハイドレード、農薬、食品添加物、狂牛病、プラスチックのリサイクル、等々。記事だけでも本になりそうなものだが、まわりのページを理解しないと本当のおもしろさは伝わらない。この本で武装すれば、広告や雑誌記事、テレビの情報番組のうそっぽさを見抜けるようになれそう。
それにしても、電子をはじめとする素粒子の量子としての性質が、廻り巡って、多様な世界を形成するとは。物理、化学、生物学、としっかりとしたつながりを実感できる。
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