凱旋門賞、国内発売 ― 2016年10月02日 12:46
ノーベル物理学賞 2016年 ― 2016年10月04日 20:32
2016年のノーベル物理学賞の発表があった。
David Thouless
Duncan Haldane
Michael Kosterlitz
以上の三氏ということだが、あいにくと記憶にある名前ではない。
手元の資料類で探してみると、「物理の世界 統計力学3 相転移・臨界現象」に、新しいタイプの相転移として、二氏の名前からとった「コスタリッツ-サウレス転移」の説明を見つける(53~54ページ)。少し引用する。なお、表紙の絵がXY模型の模式図。
「このように連続スピン系では低エネルギーでのスピンの連続的な変形が可能であるため、XY模型やハイゼンベルク模型ではゆらぎが大きくなり、2次元以下では有限温度で自発磁化が現れないことが厳密に示されている。しかし、2次元のXY模型では自発磁化を伴わないがトポロジカルな欠陥である渦の有無によって特徴付けられている新しいタイプの相転移があることが知られている。それはコスタリッツ-サウレス転移とよばれる。」
きちんと説明する能力は持ち合わせてはいないが、相転移はどれも同じものではなく、引用した特徴を持つ相転移を三氏が新しく見出した、ということのよう。受賞理由の詳細は、今後の雑誌やTVの特集などに期待したいが、Amazonなどで探す限り、いまのところ、一般向けの解説記事の類はなさそう。
ARIA The STATION COMPLETO 発売記念イベント ― 2016年10月09日 12:20
ARIAのラジオ番組を収めたDVD、思わず衝動買いしたところ、イベントに当選。雨模様の中、秋葉原に出掛ける。早めに着いて、ベルサール秋葉原のNAS EXPOを冷やかしてから、会場へ。
場所は、ジーストア・アキバ5階の13式催事空間。集合時間過ぎには、それほど広くない通りに大勢が集まる。スタッフに点呼され、整理番号順に並んだところで、70~80人くらい。男性が9割方。店内の狭い通路を進み、階段で会場に。ビルの外観からわかるようにそれほど広くない。前方にステージが設けられ、横8列で椅子が並ぶ。コンクリートの打ち放しの内装に立派な音響設備。ARIAの曲が流れる。
開演時刻になると、ステージ奥の控え室から、いつものお二方が登場。最初に、6月まで配信していた、Memoriaの最終回の1ヶ月クイズの答え合わせ。葉月さんの車の免許取得は、教習所卒業まではこぎ着けたらしい。西村さんの、もう一曲、作曲する、は、あとのお楽しみ、と。
つづいて、ラジオの感想のメール紹介。古参の方ばかりと思いきや、最近のファンになった方もちらほら。そして、最近ARIAをどう満喫しているか、みなさんの近況、とイベントのために用意されたお題のメール紹介をこなす。
一息ついて、ARIAセトリの紹介。メールで寄せられたセトリのあとに、お二方の発表。最初は、葉月さん。テーマは「浄化」?泣ける曲ということで3曲。加えて、アンコールと称して、ピアノコレクションから1曲。絶妙な選曲は、さすがの主役。うろ覚えだが、夕凪、永遠の海、が入っていたかな。Origination7話のアリア社長と若き日のグランマの出会いの時の曲、Originationのクライマックスによく掛けられていた曲、等の解説。ついで、西村さんのセトリの発表。こちらは、あえて楽しくなる曲で、との選曲。同じくうろ覚えだが、ゴンドラの夢、逆漕ぎクイーン、大晦日のシーンで流れた歓楽の街、だったか。最初に発表すればよかった、とは本人の弁。
ここでトークはいったん終了。ナチュレ30の公演へ。はなちゃんの噛みながらの幕間のトークのあと、葉月さんがハワイで購入した揃いのワンピースでナチュレ30の二人が登場。景気づけにと、最初は、ハッピーバースデーの曲。会場にいる10月生まれ4名と、同じく10月生まれのアリシアさんの名前を織り交ぜ、会場と一緒に歌う。2曲目は、Primaveraのフルコーラス。せっかくなのでと、3曲目に葉月さんが西村さんの伴奏でSmile Again。人前で歌うのは3回目だとか。最後に、西村さんの1ヶ月クイズの宿題。アリア社長から灯里ちゃんへのメッセージという趣で、ほぼ即興の歌を披露。一番はアリア社長のぷいにゅう~で、二番はその翻訳で。歌詞の最後に、アリア社長が灯里ちゃんに、なにか食べさせて、とおねだりすると、葉月さんが、これまた即興で、桃缶をどうぞ、と応じて、拍手。
最後に、お別れのトークで、葉月さんが封印していた拓也トークを炸裂させつつ、イベントは終了。時間にして1時間半ほど。ラジオが30分番組だったので、長くても一時間ほどと踏んでいたが、思いのほか充実した内容。次は、15周年、20周年とできたら。原作はほとんど使われているので、アンソロジーを集めて、朗読劇とかもできたら楽しそう。
夕日に輝く空を眺めつつ、楽しい気分に満たされて帰路へ。Twitterを見ると、同じ頃、NAS EXPOになぜか呼ばれた井上喜久子さんは、茄子の話をしたらしいと、苦笑。
XAMLで上付き文字のマイナスを表示 ― 2016年10月13日 20:08
XAMLのテキストで、10のマイナスn乗、を表示したい。MSDNの説明によると、RichTextBlock内で、OpenTypeフォントを指定する。定義してみると、確かにそれらしい表示はできるのだが、「-」記号が上付きに見えない。
フォントによっては、アンダースコアに見えることもあるかと、コードで定義したが変わらない(1番目の定義)。
結論から言うと、フォントを選ぶ。上図の「Palatino Linotype」ならば、きちんと上付きに見える。標準の「Segoe UI」や、数式でよく用いる「Cambria Math」では、上付きに見えない。
それぞれのフォントを試してみた結果。
1番目が「Segoe UI」、2番目が「Cambria Math」、3番目以降は「Palatino Linotype」。
赤血球のようなものを計算で描いてみる ― 2016年10月24日 17:19
アプリのアイコンを考える内、赤血球のようなイメージなら計算で描けるのでは、と思いつく。白血球や血小板は不定形のようなので難しい。
手持ちのMathematicaのバージョンが心配だったが、以前からある関数のようで一安心。パラメータを変えていろいろ描いてみると、お饅頭というか、あんパンのようにはなる。もう一息。
それではと、トーラスの本にそれらしい図形があった気がして、Google先生に尋ねてみる。出てきたのは、カッシーニの卵形線。トーラスを上から切っていくと、穴の手前のところで、それらしい断面の図形が現れる。
極座標形式になおして、2次元で断面を描いてみる(ParametricPlot)。パラメータ(h)でくぼみ具合が決まる。
これを、Z軸を中心に回してやればと、マニュアルのサンプル(ParametricPlot3D)を手本に、よく考えずに3Dにしてみるが、回っていない。
気を取り直して、断面の描画と、回転を整理。
・2次元の時のY軸は、Z軸に
・2次元の時のX軸は、3次元では円を描くのでXとY軸に同じ値を
・Z軸を中心の回転は、回転のパラメータ(u)を使って、XとY軸に追加
できたのはこんな感じ。右手前から光を当てて、くぼみがわかりやすいように。これで、色を塗れば、それらしく見えないこともないか。
ゼーガペインADP ― 2016年10月27日 18:25
2週間限定上映の「ゼーガペインADP」を観に、イクスピアリへ。
ロビーのパネル展示。平日の昼間、限定上演終了少し前、ということで、観客は数名。
お話は、本編の前日譚。フラッシュバックする記憶を思わせる造りの映像。場所も時間も異なる映像が次々と切り替わる。本編を見ていない人には、きっとついていけない。反対に、本編を見ている人には、ああなるほどと唸らせる展開。それなりのファンに向けての劇場版。
映像はよくなっているはずなのだが、限られた計算資源で作っていた本編の方が先端感があった。観ているこちらがCGに慣れてしまったのが大きい。
しかたがないのだけれど残念なのは、リョーコの初々しい演技が観られなくなったこと。本編の演技は、新人だからこその味だった。花澤さんもうまくなった。こればかりはしかたがない。
おまけのイラストミニ色紙。
イクスピアリは、映画館を出ても異空間。ハロウィーン真っ盛り。
帰りの電車で、ああ、ここは舞浜駅か、と隣の駅にちゃんと着くか少し心配になる。
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