MTU 1454 ― 2014年04月21日 07:26
フレッツ光との接続について、Ciscoのルータのログを見ていて、もう一つ気がつく。
フレッツ光からは、MRU 1454で接続したい、と要求があるのに、ルータはNAKを返して1500がいい、と言っている。Dialerの定義では、"ip mtu 1454"を指定しているのに。
Dialerの定義を、"mtu 1454"に変える。今度は、NAKを返さず、一回のやりとりでフレッツ光側とのネゴシエーションが完了。
この設定は、Ciscoのサポートフォーラムでも議論されていた。"ip mtu"では、mruは影響を受けないのが要因だと。
ip mtuコマンドの説明はこちら。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/ios/12_2/ipaddr/command/reference/fipras_r/1rfip2.html#wp1081151
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/ios/12_2/ipaddr/command/reference/fipras_r/1rfip2.html#wp1081151
説明中、mtuコマンドの説明もある。mtuコマンドは、パケットの最大長を規定する。結果、mtuに加え、mruも規定される様子。
詳細は、こちらの文書になるのだろうか。
概略すると、"ip mtu", "ip tcp adjust-mss"の両コマンドで設定する方式と、mtuコマンドで設定する方式があるが、接続先によって有効な方式は変わる、ということか。フレッツ光の場合は、mtuコマンドを用いないと、余分なネゴシエーションが発生してしまう、と。
※追記
mtuコマンドを残して、"ip tcp adjust-mss"を外すと、ブラウザでつながらないサイトが出てきた。こちらは、併せて設定する必要がある様子。mtuが1454の場合、adjust-mssは1414。
コメント
_ jin ― 2020年04月27日 13:33
_ C5D5E5 ― 2020年05月01日 19:11
これ以上深く追求していないのですが、相手次第、と考えた方が良さそうです。
利用するサービスや地域、設定時期によっても、変わりそうなので。
NTTのルータを使うのでなければ、ある程度の試行錯誤はやむを得ないかと。
利用するサービスや地域、設定時期によっても、変わりそうなので。
NTTのルータを使うのでなければ、ある程度の試行錯誤はやむを得ないかと。
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今ip mtuとmtuの問題にぶち当たりました!
結局のところ、設定する際はip mtuよりmtuコマンドで設定するべきなのでしょうか?