ほそ道まっぷ - 東関紀行、海道記を追加2020年04月22日 12:07


ほそ道まっぷ

Windowsアプリの「ほそ道まっぷ」に、東関紀行と海道記を追加。

さすがに鎌倉時代(13世紀)の紀行なので、なくなった地名、地殻変動で失われた場所、など、不明な箇所がいくつも。それでも、なんとか、道筋をたどってみる。

地名は、地理院地図を主にプロット。地図上の地名表記の近くが中心に来る設定。そのため、街道沿いから離れる場合も。また、山など少し離れた場所を指す場面もあり、画面いっぱいに拡げて、広く周囲を見ながら、本読みの供とするのがおすすめ。

プライバシーポリシーとサポート情報 - ほそ道まっぷ2020年04月22日 12:00

本アプリについて (About this app)

紀行文に記された地名を一覧から選択し、地理院地図とGoogle Mapで地形や史跡を確認しながら、読書を支援するアプリです。地形を合わせ見ることで、山あいを旅したのか、川沿いに進んだのか、荒野を縦断したのか、など、旅の風景が見えてきます。

2020年4月更新
東関紀行と海道記を追加しました。

※アプリのページ

プライバシーポリシー (Privacy statement)

ほそ道まっぷ
対象アプリ;ほそ道まっぷ

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サポート情報 (Support)

ご質問や不具合のご連絡は、このページの「コメント欄」をご利用いただくか、「このブログについて」に記載の連絡先までお願いします。

あらかじめのおことわり (FAQ)

1) 地名を選択するタイミングによって、地図サイトの読込がうまくいかないことがあります。その場合は、地図の上にある「更新」ボタンで再読込してください。

2) 取り上げた地名は、主に本文や注釈で参照されている場所です。注釈で示されている場所には、場所違いと思われる箇所もありますが、そのまま取り上げています。

3) 一般的な地名は、通常、駅に代表させています。最寄り駅がない場合は、市役所などを充てています。ただし、駅は、かつての街道沿いから離れている場合も多いので、地図を広めに見て、街道筋や宿場町の見当をつけてみてください。

4) 表示位置の緯度経度は、地図を参照しながら、手作業で設定したものです。だいたいの位置を示していると理解してください。また、同じ地名でも、当時とは別の場所になっていることや、名前が同じだけで関係ない場所もあると思います。アプリ開発者の推測を含みます。その点は、ご容赦ください。

5) 地図表示は、緯度、経度、縮尺をURLに設定して、アプリ組み込みのブラウザで指定して表示しています。表示された地図の加工や、埋め込まれたスクリプトの呼び出しなどはしていません。

利用するツールや文献 (Reference)

1) 国土地理院地図

2) 芭蕉 奥のほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄 (萩原恭男校注)、岩波文庫

3) 東関紀行・海道記(玉井幸助校訂)、岩波文庫

ほそ道まっぷ - アプリリリース2018年06月07日 10:39


ほそ道まっぷ

「ほそ道まっぷ」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。「おくのほそ道」を読みながら、地名がでるたびに地図を探して眺めていたが、備忘も兼ねて、アプリにしてみたもの。

※アプリのページ

開発時間は35時間ほど。うち、データの作成に15時間ほどなので、実質20時間ほど。主要な部分は、これまで作成したアプリから処理を移植。

改めて、芭蕉や曾良の行程を地理院地図から眺めてみると、本人も言っているように、整備されていない道を苦労して歩んだというのが地形からも見て取れる。那須のあたりは、どこまでも広がる野をひたすら歩んだのだろうとか、今の陸羽東線をなぞるところは本当に山あいを踏み分けたのだとか。

逆に、川を船で行くときは、あっという間に距離を稼ぐ。羽黒から酒田までは、これまでの道行きと比べればあっさりと到着。今でいうと、下の道で苦労していたのから、高速に乗ったような有り様。まさにショートカット。

また、意外とかつての街道の名残が、道路や鉄道に残っている。地名も然り。平成の大合併などで、市の名前はあてにならなくなったが、町村の名前はまだまだ残っている。ところどころ、かつての地名が新しい施設に復活しているのも面白い。

Google Mapでは、ゆかりの地に芭蕉関連の句碑や施設が多く建てられていることがわかる。ないところには全くないのだけど。このあたり、地域なりの意識の違いも感じられる。