千葉県で住みやすいのはどこか ― 2016年11月03日 12:45
アプリの試験をかねて、千葉県内で住みやすい場所を探してみる。天候面からの検討。
急な気温の変動は体調を崩しやすいので、一年を通じて気温の変化が少なく、一日のうちの変化も少ない方がいい。気象庁の過去の気象データ・ダウンロードから、2015年の全日について、最高気温と最低気温を抜き出してみる。
まずは、最寄りで船橋。横軸に最高気温、縦軸に最低気温をとって、全日についてプロットし、散布図を描く。強い相関が見て取れる。ここから、大まかに見て、回帰式の傾きが年間の変化の急さ、y切片の値が一日の変化の大きさを表しているといえそう。
千葉県で暖かい場所というと館山が思いつく。一年を通じて温暖とのイメージだが、船橋と比べてみると、気温の幅は同じくらいだが、年間の温度変化も一日の寒暖差も少し大きい。
それならばと、ぐるっと回って、同じく海沿いの銚子。最高気温も最低気温も気温の幅は少し狭まる。年間の温度変化は館山と同じくらいだが、一日の寒暖差は少し小さい。
少し内陸に入って成田。少しばらつきは大きいが、館山に近い。寒い日は少し多め。
同じ県内なので、大同小異と言えなくもないが、今いる船橋近辺は悪くない。木更津の値も見てみるが近い。東京湾の内側の海沿いは、穏やか。同じ海に囲まれた館山と銚子なら、銚子の方が穏やか。
せっかくなので、一気に南へ。那覇。寒暖の幅がぐっと縮まる。特に低い方の気温が。年間の温度変化は船橋と同じくらいだが、一日の寒暖差はかなり小さい。
同じ暑いといっても、過ごしにくかった印象の名古屋。そんなに船橋と変わらない。過ごしやすさには、湿度の影響が大きいのか。
過ごしにくかった印象といえば京都も。夏と冬にしか行っていないけど。印象とは異なり、寒暖の幅は広めでも、年間の変化も、一日の寒暖差も小さめ。
では、暑い方の日本一。館林。年間の変化や一日の寒暖差は、穏やかな方だが、寒暖の幅、高い方にぐっと広がっている。
最後に、寒い方の日本一。母子里の近くの朱鞠内。寒暖の幅が低い方にぐっと寄る。一日の寒暖差も大きい方だが、なによりも最低気温の方で、回帰直線を大きく外れたいくつもの点。最高気温はいつもと変わらないが、ぐっと冷え込む日が、幾日も訪れる。
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