日本SF展2014年09月17日 16:39

開催期間も残りわずかとなってきたが、日本SF展に出掛ける。2014年9月28日まで。

日本SF展

入り口の案内。旧家の佇まいと好対照。

世田谷文学館

場所は、世田谷文学館。池の鯉が見事。最寄り駅は、京王線の芦花公園。

日本SF展館内

展示場は二階。階段前に大きな垂れ幕。展示場内は撮影禁止。

・小松左京、星新一の原稿を数多く展示。小松左京は原稿用紙に丁寧に書いているものが多いのに対し、星新一は手近の紙を見つけては細かな字でびっしり書き留めているものが多い。性格の差というか、創作の仕方の差というか。

・手塚治虫の原稿も数多く展示。トーンを使わず、掛け網で見事な効果を出している。トーンを使うものもあるが、制作時期にかかわらず、ペン一本で描く原稿が多い。本人の好みなのかこだわりなのか。火の鳥の原稿では、下手で塗りつぶした宇宙に、ホワイトで見事な星を散らす。

・怪獣映画、特撮映画の設定資料。原稿用紙や方眼紙に建物、地形、怪獣、ヒーローの下絵が描かれる。ここでも紙を選ばず、思いついたらその場ですぐ描く、姿が思い浮かぶ。

国民の広場

最後のコーナーは、国民の広場と題す。撮影OK。ヒーローたちと記念撮影との趣旨。

蘆花恒春園2014年09月17日 18:05

芦花公園まで来たので、駅名の由来となった徳冨蘆花の蘆花恒春園を訪れる。

蘆花恒春園

正面入り口。

徳冨蘆花旧宅

敷地は、徳冨蘆花の旧宅を保存する部分と、一般の公園に別れる。旧宅には、上がることができる。猫が入るので扉は閉めるように、との注意書きがほほえましい。

蘆花記念館

旧宅の脇には、蘆花記念館。トルストイとの親交、大逆事件での嘆願、晴耕雨読の実践など、蘆花の生き様をたどることができる。

今でも読める本はと探してみると、多くは版切れ。代わりに、青空文庫で読むことができる。解説を求めるなら、古書店を巡ることになるか。

彼岸花

旧宅のまわりは、竹林と大きな木々からなる林に囲まれる。林には、彼岸花がそこここに咲く。

ひまわり

一般の公園部分に入ると、花畑が目につく。ひまわりはそろそろ終わり。

コスモス

代わりにコスモスが満開。

杉並区立郷土博物館2014年09月17日 18:08

蘆花恒春園を出て、散策続行。みちすがら、杉並区の郷土博物館の案内を見つける。

杉並区立郷土博物館

正面の長屋門。企画展は、古代の環境。先日、歴博で弥生時代の展示を見たことを思い出し、入ってみる。

企画展は、杉並区周辺の旧石器時代から縄文に掛けての展示。土器ややじりなどの石器がいろいろ。かたちのあるものが少ない中、説明のパネルは、なかなか読ませる。常設展は、企画展と重複するが、旧石器時代から近年までの歴史をたどる。近世史の本を読んでいるところ、太閤検地から徳川の天領時代の話などじっくり読んでしまう。

旧篠崎家 古民家

屋外には江戸時代の古民家。実際に中に入ることができる。

白い彼岸花

古民家の前の大木の根元には白い彼岸花。

スタンプ

記念スタンプがなぜか充実。ほかにも5種類ほど。

妙法寺仁王門

スタンプの妙法寺は、歩いてしばらく行ったところ。正面の仁王門がなかなかの迫力。