画像微調整 - アプリリリース ― 2017年10月12日 18:41

「画像微調整」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。このブログの記事の画像もそうだが、ちょっとしたイメージの編集に必要な機能をとりまとめたもの。
実際の使用では、ディスプレイに収まるくらいの画像サイズに落としてから、各種の編集をしてみてください。デジカメから移したままの大きなJPEG画像をそのままストレスなく編集できるような作りにはしていません。
なお、プログラムサイズは小さいが、関連するライブラリが多くなるらしく、環境によってはダウンロードサイズがかなり大きくなります。
※アプリのページ
開発時間は、140時間ほど。取り立てて時間を要した機能はないが、機能の数が多いのでそれなりに。Vectorなどはドキュメントがあっさりしすぎていて試行錯誤に時間を取ったが、そういうのは割と少なく、機能や実装の構想に時間がかかった。また、機能が多いことから、本格的に継承を活用するなど、コーディングでの収穫は多め。
当初の予定では、性能面から並列処理は必須と考えていたが、動かしてみるとそうでもない。一部、SIMDを導入してみたが、マルチコアを活用する処理にはしていない。
さて、普段使いでは、「Windowsフォトビューワー」や「Pixia」を使うことが多く、使い勝手はこれらに依る部分が多いかもしれない。
・「Windowsフォトビューワー」は軽くて便利だが、Windows7,8,10とアップグレード環境だから使えるもの。Windows10をクリーンインストールした環境では使えない。
・「Pixia」は、イメージ編集というよりは、イメージ作成のツール。簡単な作画には重宝するが、編集用と考えると少し足りない。最近はそうでもないが、Windows10では動作が長く不安定だった。
以上を鑑み、帯に短したすきに長し、にならないようにしたつもり。この先は、使いながら改良を進める。
アーバンダート百科 ― 2017年10月16日 14:46

先日、逝去された山野浩一さんの本。2003年春の刊行。大井競馬場のレーシングプログラムに掲載された文章をまとめたもの。一つのテーマについて、1ページで語る。ひとつひとつは短いが、テーマごとにまとめることで、関連が生まれ、大きめのテーマについてもしっかりした論として読める。
競馬についての著作は多いが、ほとんどが絶版。探した中では本書が在庫ありの唯一のもの。JRAピーアールセンターなどでの復刊を望みたい。競馬ブックには、連載を是非とりまとめてもらいたいもの。文芸作品のほうは電子化されたものもあり、まだまだ読むことができる。
2003年刊行だが、ダート種牡馬の雄として活躍するゴールドアリュール産駒の活躍を予言するあたり、まだまだ、いまの競馬を知るための現役の書。特に、少し前に始まった海外競馬を楽しむためには、海外の競馬の状況を歴史的な背景も含め、解説してくれるのでありがたい。例えば、前哨戦となる各レースの位置づけがわかると、どういうステップを経て本番に臨んできたのかがわかり、予想に役立つ。
Windows10 Fall Creators Update ― 2017年10月18日 13:40
Windows10の季節ごとの大型更新、今回は、Fall Creators Update。
早速、適用してみる。とはいえ、前回、ネットワークまわりで悩まされたので、開発環境から。
更新後のバージョン情報。バージョンは、1709。ビルドは16299。
それなりに時間がかかる。毎度のことだが、足回りが遅いPCでは、大変そう。

少し使ってみたところ、Edgeの見た目や設定アプリの項目の変化が目につく。
調子が悪いのはスタートメニュー。UIのないアプリのエントリが多数生成されてしまっている。ググってみると、この不具合は、バージョンアップの度によくあることのよう。
あとは、Windowsストアアプリの認証テストで、バージョン間の互換性テストに失敗したくらい。こちらは、再実行でパス。
慌てず、巷で不具合が出尽くしたくらいで導入する方が賢いのはいつも通り。
UD デジタル教科書体 ― 2017年10月19日 18:23
Windows10 Fall Creators Updateにモリサワの「UD デジタル教科書体」が採用された。さっそく、「漢字合わせパズル」で使ってみる。
こちらが、「UD デジタル教科書体R」。学習漢字を表示するには、確かにこちらがいい。
なお、OSが1709より前でフォントがない場合は、標準の「Yu Gothic UI」で表示される。
こちらは、これまで使っていた「游明朝」。

プログラム内でFontFamilyに指定するときは、こちらの英字表記。VisualStudioのプロパティ欄で確認しないとわからない。Nは等幅。NPは英数字がプロポーショナル、NKは英数字カナがプロポーショナル。
ハイゼンベルクの顕微鏡 ― 2017年10月20日 10:17

重力波という微小な現象の測定の可能性について、不確定性原理に基づく限界値の突破と、さらにその先、不確定原理そのものを見直す議論について、不確定性原理を提唱したとされるハイゼンベルクとその周辺から時代を追って説き起こす。2006年の刊行。重力波観測装置はまだ建造中の頃。
途中、第二次大戦前夜、世情に翻弄される科学者たちの描写など、本筋からは逸れる記述がそれなりにあり、少し印象はばらける。それでも、抽象的な議論をなんとか読者に届けようという試みは、なんとか成功しているか。研究の要にいる小澤正直氏に取材できていることも大きい。
印象が一番変わったのはアインシュタイン。一般書では、量子論を頑なに拒んだ、といった論評をされることが多いが、疑問に対して中途半端にせず、徹底的に疑うことによって、かえって量子論を育てた側面が大きいことが改めてわかる。優れた論争あってこその進歩。
さて、あとがきによれば、重力波を観測できるだけの技術が備わったこれからが、本当に面白くなるはず。
落花生 ― 2017年10月24日 21:05

落花生畑など、八街あたりに行かないと見られないだろうと思っていたら、買い物への道すがらひっくり返して干しているところに遭遇。意外と近所にもあるもの。
Pegasys Karma.. Plus、まさかのバージョンアップ ― 2017年10月25日 09:01
Pegasysから、TMPGEnc Karma.. Plus 2のバージョンアップの連絡。Plusの最後の更新が2015年8月だから、2年ぶり。すっかり更新が途切れていたので、終息かと思っていたところ。
製品としては、動画に特化したエクスプローラの類。
1) 素材として利用する多数の動画を効率的に管理したい動画の編集者
2) 貯め込んだ録画を整理して視聴したい一般の人
あたりが対象と思うが、どちらかというと前者を意識してのバージョンアップという印象。
これまでとの違いを感じたところは、
・連続再生がオフになっている。TVシリーズを続けて観るときに便利だった。オプションで設定できるかと探してみたが見当たらない。
・ESCキーで全画面表示を解除できない。
・ディスプレイの省電力モードは解除するようになった模様。これまでは、長い動画を見ていると途中で暗転することがあったが、対応したかな。
・再生画質は向上。ジャギーは、気にならなくなった。
・ストーリーサムネイルの追加。序盤だけでなく、全体のダイジェストを表示してくれる様子。
・フォルダから動画を参照できるようになった。これまでは、手動で配置したカテゴリに頼るのみだったが、フォルダに整理しておけば、そちらからアクセスできる。
といったところ。総じて気になっていたところが改良されて、使用頻度は上がりそう。
P.S.
・Windowsの終了に任せてアプリを終了させると、視聴履歴がうまく保存されないときは、常駐しているアプリをタスクバーから手動で終了させると履歴保存がうまくいくようになります。
・アプリによるディスプレイの省電力モードの解除はしていないみたいですね。
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