青白い炎、ナボコフ ― 2015年05月26日 10:26
幕張新都心のイオンにある蔦屋書店にて、購入予定リストを見ていて唯一あったもの。広くて落ち着いた店内は、品揃えもなかなかに見えるが、そううまくいかない。絶版ばかりリストにあるのがいけないのか。
長めのまえがきに長編詩とその注釈の体裁をとるが、少々調子外れのまえがきで懸念したとおり、注釈はどんどん詩から逸脱し、別の物語になっていく。まあ、完全に別とは言い切れないか。この物語は、詩に現れる表現を手がかりに語られることで、断片的に姿を現し、雑多な注釈を挟むことで、読み手をやきもきさせる。
本書は、解説を除き、550ページ強。長編だが、この体裁なので、一気に読み通すというよりは、ぽつぽつ読み進めることを読者に求める。
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