意識2015年05月11日 08:20


意識

科学、哲学の両面から、意識をめぐる議論や研究を紹介する。

脳科学の発展により、意識の解明まであとわずか、といった論を見かけるが、それは一面を見ているだけ。もう半面はまだまだわかっていない。自らの意識に問いかける哲学の取り組みを軽んじることはできない。

睡眠麻痺(p136)という言葉を教えられる。いわゆる金縛り。レム睡眠下では、身体の筋肉が麻痺状態にあり、麻痺が解ける前に目覚めると金縛りを体験するとのこと。思い起こすと確かにそうだったかもしれない。かつて、金縛りに遭ったときは、目覚めている夢を見ていると思い、そこから必死に目覚めようとした記憶がある。

本書でも触れているが、ITの世界にいると、コンピュータは意識をもてるか、とどうしても自問してしまう。いろいろな意見があるが、可能になったとしても、人と同じで育成は大変であり、ビジネスとしては、IBMなどががんばっているように、多量のデータを統計的に処理して知見を見いだそうとする力業の方が見込みがありそう、というのが今の所感。金儲けには意識は厄介。

MSDN更新2015年05月13日 18:46

Visual Studioは無償版も充実してきたし、稼げる開発は当分先なので、MSDNの更新はもういいかなとも思ったのだが、実力がつくまでもう少し、ということで更新。商品名はMSDNがおまけみたいだが、本体のVisual Studioの無償化が進んでいるので、実態はMSDNのサービスが主体。


MSDN特典最初の5つ

MSDNのSubscriptionのページに掲載されている特典の最初の5個。テスト環境をたくさん整備する必要がある人には、最初のソフトウェアが重要。現在、Windows8.1環境を2つ動かしているので、約4万円分。

今回、2つめのVisual Studio Onlineを始めてセットアップ。クラウド上のVisual Studioが使えるサービスと勘違いしていたが、実態は、クラウド上のソース管理システム。そのうち、自前でセットアップしようと考えていたが、実はすぐに使える状態であった、とは盲点。セットアップはそれなりに大変なので、この特典の意義は大きいと今さら気づく。

3つめはAzureのインスタンスを利用できる権利。Web上のサービスと連携する仕掛けを開発するようなら、各種サーバを建てるのに重宝しそう。ただし、実サービスを動かす権利はないので、それなりに資本を用意して本格的に臨む段にならないとお世話にはならなそう。ゲームアプリでランキングを管理するなどしてみたいが、無償のゲームでサーバの運用費を自前でというのは、ちと厳しい。

4つめはオンラインのトレーニング。ざっとコースを見ると、英語だが、かなり充実している。コースあたり5時間ほどかかるものが多そうなので、それなりに気合いが要る。先着順らしい。

5つめは開発者アカウント。数千円の費用相当。一回きりなので、それほどでもない。以降はちょっとしたサポートなどの特典が続くが、主要なのはここまで。

さて、個人だとOpen Businessのライセンスになるので、更新料はProfessionalだと2年で12万円ほど(リセラーにより少し異なる)。月あたり約5000円。やはり、Azureを使いこなすようでないと元は取れないかも。

Visual Studio Online最初の画面

話は戻って、Visual Studio Onlineのログイン後の最初の画面。作成したプロジェクトと、そのプロジェクトに携わるチームを管理するリンクが並ぶ。ソース管理のほか、いろいろ記録も残せるし、クラウドのリソースの使用量も表示される。しばらく使ってみて様子を見たい。ローカルのVisual Studioはここから起動できる。

Team Explorer

起動したローカルのVisual Studioのチーム エクスプローラー。ソリューションは、ここから開いてコーディングを進める。

伊勢物語2015年05月16日 10:32


伊勢物語

講談社学術文庫。上下2巻。上巻は70段まで。原文、現代語訳、語釈、補説、をセットに一段ずつ記載されている。慣れてくると、語釈を時折見ながら原文を読み進めていける。和歌を軸とした物語なので、短い表現に多くの意図を押し込めており、現代語訳はずいぶんと長くなる。古典は全集もので読むことが多かったが、難しい話は少なく、一篇も短いので、ちょっとした待ち時間にも読み進められる文庫にも向いている。

下巻の巻末の解説によると、成立は10世紀の前半頃まで。平安京遷都のあと、旧都を思いやる話があることから、物語の主な舞台は9世紀の前半くらいであろうか。

先だって伊勢に詣でたが、京から奈良、伊勢にかけての地理を知っていると情景を浮かべやすい。当時の風習を知らないと意味が通らない話もあるが、恋の話に宮勤めの話と、多くは今でも共感できる。むしろ、男性優位社会が確固たるものになる前の雰囲気を伝えており、少し昔より今の方が共感しやすいかも。

ドイツの都市と生活文化2015年05月18日 12:32


ドイツの都市と生活文化

1993年の発行。もう20年も前になるので、描かれているドイツの風景もだいぶ変わっているかもしれない。それとも、長い歴史を持つ都市は思いの外、変わっていないのだろうか。

著者の小塩節さんは、NHKのドイツ語の番組で知り、教本も手に入れて少し学んだ。本書では、「厚みのある生活文化」を育むことを、ドイツ、ひいては欧州の人びとの生き方を通じて、訴える。その点、欧州の人びとの生き方には好意的だが、時に、「一般は、相も変らずヨーロッパ優位を疑うことのない、傲岸不遜なヨーロッパ中心主義である」と厳しい指摘も忘れない。どの国にもいろいろな人はいるし、現地での長い生活経験を踏まえ、ところどころに書き記された人付き合いのヒントはなかなか頼もしい。

青白い炎、ナボコフ2015年05月26日 10:26


青白い炎

幕張新都心のイオンにある蔦屋書店にて、購入予定リストを見ていて唯一あったもの。広くて落ち着いた店内は、品揃えもなかなかに見えるが、そううまくいかない。絶版ばかりリストにあるのがいけないのか。

長めのまえがきに長編詩とその注釈の体裁をとるが、少々調子外れのまえがきで懸念したとおり、注釈はどんどん詩から逸脱し、別の物語になっていく。まあ、完全に別とは言い切れないか。この物語は、詩に現れる表現を手がかりに語られることで、断片的に姿を現し、雑多な注釈を挟むことで、読み手をやきもきさせる。

本書は、解説を除き、550ページ強。長編だが、この体裁なので、一気に読み通すというよりは、ぽつぽつ読み進めることを読者に求める。

札幌近郊の野山2015年05月26日 11:09


トチノキ

トチノキ。この季節の野山は白っぽい花が多い。

ナナカマド

ナナカマド。いつもに比べ花は少なめ。

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ。これは大木。白い花が棒状に咲いている。ふわふわの棒菓子のよう。

アカマツ

アカマツ。クリスマス時のような色彩。

アオダモ

アオダモ。これもふわふわな感じ。

ライラック

住宅街の庭には、どこにもライラック。札幌の花。いろいろな色がある。

ヤエザクラ

公園には最後のヤエザクラ。ヤマツツジと一緒になって咲いている。

タンポポ

足下には、一面のタンポポ。日本タンポポはなかなか見つからないが、交雑するらしいので、遺伝子が多そうなのはちらほら。

スミレ

すこし暗く湿っぽいところにはスミレ。

ゼンマイ

ゼンマイ。ワラビはもう葉を広げている。

ミズバショウ

花の終わったミズバショウは、葉のお化けのよう。

居残りの鴨

水面には居残りの鴨。

ウグイス?

木々の間からはウグイスの鳴き声。だいぶ葉が茂ってきて姿を捉えることはままならない。かろうじて捉えたが、ウグイスだろうか。

エゾリス

野の動物たちは、冬と違ってなかなか姿を見つけられない。諦めかけたところ、住宅街との境にエゾリスが姿を見せてくれた。

ジンギスカン2015年05月26日 11:49

久しぶりのジンギスカン。白石のアサヒビール園に出掛ける。

ジンギスカン3人前

ラムロールのジンギスカン。3人前。後で数えたら、一人前のお肉は6枚ほど。一人前は税込で1000円ほど。観光客向け料金になってしまったサッポロビール園よりずいぶんお得。最近は、厚手の生肉が主流のようだが、昔からの家庭の味というと、この丸まった形状のもの。

ジンギスカン

油を引いた後、中央にお肉を載せ、まわりに野菜を並べていく。

ジンギスカン

お肉はそろそろ焼き上がり。一人2人前くらいが食べ過ぎない感じでいい。

アサヒビール園

アサヒビール園の中庭から。やはり、ジンギスカンは野外料理。昼間に合う。平日昼間の営業はないので注意。

成田第三ターミナル2015年05月26日 12:27


ピーチ@千歳

千歳には、ピーチを利用。成田就航後初。ピーチ自身は、以前、関空で乗った。成田第三ターミナルが開業しているが、ピーチは第一ターミナル。さすがにお昼の便は、ほぼ満席。

Vanilla@成田

帰りはVanilla Air。こちらもお昼の便。行きほどではないがそこそこの混み具合。同じ航空会社でも、往路と復路では同じような時間帯に便がないのがなんとも。

成田第三ターミナル

帰りは、成田の第三ターミナル。食事をする場所もショッピングをする場所も見劣りしない。駅のある第二ターミナルまでは、570mの標識。搭乗口からここまでもそれなりにあるので、ずいぶん歩く。連絡バスもあるが、東京駅の京葉線の乗り換えと変わらない。道は整備されているし、標識もわかりやすいが、夏の炎天下はかなり暑くなりそう。