笠森寺、武峯神社、長柄ダム、ちはら台 ― 2016年12月27日 10:41
冬の登山、山と渓谷社「11 千葉県の山」、46の「権現の森・笠森」を狙う。何と言っても笠森寺の観音堂を拝んでみたい。登山と言うよりはハイキング。ガイドとは逆順に巡る。
茂原駅から、小湊バス、牛久駅行き茂28に乗車。同乗者のほとんどが近場で降りる中、数名を乗せてひたすら走る。途中、迂回して長南営業所に立ち寄った後、笠森のバス停にて下車。
大きな案内があり、迷わず参道入口に。向かいの駐車場にお手洗いがある。
階段を登ると山門。向こうに観音堂を覗く。
朝8時。参詣開始の時刻。朝日に観音堂が輝く。
靴を脱いで、階段を堂上に向かう。堂上からは、朝のすがすがしい眺め。柱も床も立派なお堂ではあるが、この高さ、さすがに少し怖い。それにしてもこれを11世紀に建てた人の思いと力とは、いかばかり。
参拝のあと、堂を降りて、下からの眺め。
鳴き声がすると思い見回すと、境内に猫。
ここからは裏参道を抜け、北上して権現の森を目指す。裏参道は、この山門が目印。写真は表に回ってのもの。観音堂の奥に南下するもう一つの道があり、間違えやすい。
この道は、さえずりのみち。探鳥路。冬の早朝、あまり、鳥の声は聞こえない。
裏参道を抜け、田園地帯をのんびりと歩く。
すすき野。
椿の花が目を楽しませる。
ふと、視線を感じると、民家の屋根に猫。
しばらくすると緩やかな登りが続く。この先は、自衛隊の通信所。だらだらと登り切ったところが通信所で、頂上。やはり、ガイドが示す道順には意味がある。逆順は、長い登りが続き、堪える。
下りきった先に、眼蔵寺。千葉県で一番古い13世紀の鐘という。この先、眼蔵寺脇を東に向かうのが正解。標識を見つけられず、しばらく南下して戻る羽目に。
標識に従い、山道から、果樹園か栗園を抜けると、急登。越えると権現の森の頂上。
案内板の先に武峯神社。参拝して、一休み。ベンチなどはない。
神社裏には一等三角点。国土地理院の標識。
下りは正面から。下山すると表参道の鳥居。
畑の中をしばらくで、六地蔵局前のバス停。ガイドではここが始点。
ここからは、ガイドを外れ、道を作りながらの歩み。この先、北上して、ちはら台駅を目指す。
近くに、道の駅ながら、があるので、立ち寄る。小さな道の駅。休憩所と農産物直売所のみ。南牧よりも一回り小さいくらい。直売所には、この季節、里芋など芋類が多い。地域の人のための加工品や、陸稲の餅米など面白いものもならぶ。軽食用に手作りのパン類と、棒状の餅を買う。まだ、先は長いので少しだけ。
道の駅から戻り、標識に従い、長柄ダムに向かう。山道を抜けると、権現大橋。高所を通り、手すりも低いので、かなり怖い。
ロングウッドステーションに向かう標識にしたがって進むと、長柄ダムの直売所。
直売所の入口脇に横たわる猫。人懐こく、後からきた子供に抱きかかえられるままにしていた。
直売所の先にロングウッドステーション。ここからバスに乗れば、茂原に戻る。ちはら台方面への便もある様子。
長柄川大橋。こちらは、権現大橋より長いが、高さはそれほどない。
橋を抜けると、ダムを巡る道。歩く人専用。徒歩旅の特権。
振り返ると、渡ってきた長柄川大橋。この季節、水面には鴨。
ダムの北端までくると、近くの射撃場の音がひっきりなし。この先、茂原街道を進むのは味気ない。わかりにくいが、ダムから下流に向かう水路沿いに向かう道を探す。
途中、現れる廃貨車。郵便車に見える。
ずいぶん迂回したが、見つけた林道を下る。
川沿いの道。なんとも気持ちよい景色。途中、水路の片方が舗装道、他方が砂利道。砂利道を選んで進む。
またしても現れた猫。今日はよく会う。
村田川の本流に合流する少し手前、権現橋を渡ったところで、川沿いの道が途切れる。地理院地図には道がありそうだが、草が茂って進めない。いったん太い道に出て、通りを渡る。
再び川沿いの道に戻る。
ちはら台の駅が近くなると、椿と桜の並木。
ショッピングセンターが見えて、ちはら台駅前の大通。
大通を北上すると、京成線の末端部。
ちはら台の駅。
ちはら台の駅の改札。駅前は大きなロータリーがあるが、意外と殺風景。
電車に乗って帰路へ。途中停車駅で停車時間が長いのに違和感を感じて車窓を見ると、線路敷地は複線分用意されているが、線路は単線。街は発展しているようで、まだまだのよう。
それにしても、ちはら台の駅から少しで、気持ちのいい田園風景が広がっているとは、ちょっといい道を発見した気分。
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