The Martian in the Wood ― 2017年11月29日 10:21
Stephen Baxterの新作案内がAmazon.comからあり、手に取る。

出版社のTorが火星を題材にした小編を、と声をかけ、それに応えたもののよう。英語圏のSFは分厚いので、それに比べると小編というところで、薄い文庫本くらいの分量。
20世紀の初頭、地球と火星が近づく頃合い。火星からの侵略で、英国に大きな被害が出るが、重力と細菌類への耐性がなく敗退。一方、この戦災で両親を失った兄妹の治める土地の一角にある森。ある日から、兄は魅せられたかのように、森に消えていく。妹はそれを追い、不思議な光景を目にする。すがる思いで、火星からの侵略撃退に功のあった軍人に助けを請う。
XeeleeシリーズのBaxterとは異なり、抑えた筆致。周辺に色々とありそうな物語を想像させる読後感。
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