芭蕉のあそび ― 2023年06月03日 16:14
文化におけるパロディの役割を、俳諧を例に論じる。パロディや言葉遊びというと、高尚でない、と忌避する向きもあるかと思うが、古今、そこここに現れるもの。むしろ、読み進めると、こちらの方が本質に近いのかも、と思わせる。
この本が必要になったのは、江戸と現代の間に文化の断絶があるため。150年ほどしか離れていないのに、引き継がれていない文脈が多々あり、話が通じなくなっている。それは、和歌であったり、謡であったり。
昨今の映画やドラマ、アニメ、小説類、などもおなじ。西部劇、時代劇、スポ根、等々、世の中から姿を消した後、これらを下敷きにした作品群は、今と違った評価をされる未来があるのかもしれない。
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