UPnP音楽再生指示 - アプリリリース2016年03月28日 12:37


UPnP音楽再生指示

「UPnP音楽再生指示」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。Windows10 mobileの機器をfoobar2000のリモコンとして使えないか試みてみたもの。

iOSやAndroidでは、MonkeyMateなど、スマートフォンをリモコン風に使うアプリがあるが、調べてみると、専用のアドオンを用いている。標準的な機能で、と考えてみると、UPnP(またはDLNA)となる。

仕様の中に、Playlistを扱うものがあり、これが使えればリモコンに近くなるが、手元の機器では未サポート。サポートされている機能を調べていくと、ほぼ最小限のところでとなり、再生中はアプリを起動したままにしなくてはならなくなった。PCを立ち上げなくても再生できる、軽いアプリで済む、とは言えるが、リモコンには、まだ、ちょっと距離がある。

また、UPnP対応機器とはいっても、それぞれの差異が大きい。手元の3機種だけでも、違いを吸収するのにそこそこ苦労。foobar2000以外の環境では、なかなか使いどころが難しいかも。

※アプリのページ

開発時間は、130時間ほど。最初、DeviceInformationクラスを活用しようと試行錯誤に20時間ほど。デスクトップとモバイルの実装の相違から、それが利用できないとわかり、UPnPの仕様を実装しようと、機器検出のSSDPまわりに10時間ほど。検出した機器とのSOAP通信とXML操作まわりに20時間ほど。UPnPの各種コマンドの実装に30時間ほど。機器ごとに実装状況が異なり、差異を確認しながらの作業。バックグラウンドまわりに10時間ほど。結局、30~40時間は回り道。

SOAPまわりは、HttpClientとXDocumentのクラスが用意されていて、思いのほか便利。UPnPの機器は比較的手近に用意しやすいので、SOAPの練習台としてはなかなか便利と気づく。

バックグラウンド処理は、バックグラウンドの音楽再生の要領で、mobile機器の電源をオフにしても動かし続けられるかと期待するも、そうはいかず。バックグラウンド音楽再生は、OS組み込みのBackgroundMusicPlayerだからできること(もう一つは、Downloader)。自前のアプリでは、そうはいかないと、作ってから気づく。自由に作れると、バッテリ消耗のアプリが乱立することを危惧してのことと思うが、将来に期待。

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