YastがDNSのA recordを消しているのか2020年03月06日 15:34

ESXiの更改作業。本体の次は、ゲストの移行。DHCPとDNS。既存のゲストの移行ではなく、最新の環境に移行。openSuSE。今回は、安定版のLeap15.1。ubuntuはサーバ用途とデスクトップ用途が極端に分かれているが、SuSEは管理用のGUIツールが充実し、使い勝手がいい。

network wicked

YastからNetwork Interfaceの設定。標準は、Network Managerだが、それではDNSサーバの設定がうまくいかないので、従来タイプのWickedに変更。

dhcp tsig key

YastからDHCPの設定。TSIG Keyを生成し、DNSに対して更新できるように設定。

dns zone records

YastからDNSの設定。プライベート環境(192.168.x.x)のサーバ類のレコードを登録。

dns zone reverse

Reverse Zoneは、自動で登録するように設定。

dns no A records

設定を保存するとReloadが走る。jounalctlでは、A recordsが存在しないとエラーメッセージの出力。Yastに戻ると、先ほど登録したレコードがきれいになくなっている。

dns automatic empty zone

ログを遡ると、automatic empty zoneの設定。これで消されたか。

dns disable empty zone

Yastに戻って、Optionsにdisable-empty-zoneの設定。しかし、解決せず。
最近のbindでは標準でyesになっている、empty-zones-enableにnoの設定。これでも解決せず。
選択肢にはないが、直接書き込めば設定できる。

dns stop dynamic updates

DHCPとの連携用に設定したdynamic updatesを止めると、解決。登録したレコードは削除されなくなった。

dns dig

nslookupとたたきたくなるが、digで確認。登録したレコードが回答として戻ってくる。ただし、DHCPからの登録ができなくなったので、DHCPを使うマシンへのアクセスは不便に。

empty-zones-enableのせいではないとすると、Aレコードを消しているのは、Yastか。手で設定すればいけるのかもしれないが、たまの作業でYastを使ってしまうと、はまるのでここは妥協。

なお、サーバの能力が上がった分、気持ち、Webアクセス時のレスポンスが改善したようす。