博物館惑星、ふたたび2017年02月04日 15:16


SFマガジン2017年2月号

SFマガジン2017年2月号。菅浩江の博物館惑星が「2」となって再開。主人公は、新人の兵藤に交替。相棒の機械知性も新しいコンセプトのものが登場。前作の田代は上役として登場。

美術を扱う、このシリーズは、ものの見方の転回を見事に描くところが魅力。再開の第一作、その点は、少し弱め。主人公も、まだキャラクターがはっきりしない。前作は田代の妻がアクセントになっていたが、さて、今作は取り巻きの面々も含め、どのように展開していくのか。

永遠の森 博物館惑星

こちら、前作の「永遠の森 博物館惑星」。菅浩江は、このあとの作品もしばらく追いかけていたが、このところ、発表作が途切れていた。以前のシリーズものに戻るのは、うれしいような少し残念なようなところもあるが、ふたたび、誌上で読めることを喜びたい。