openSUSE Leap42、Xエミュレータ接続、xrdp接続2017年03月11日 17:06

さすがに古くなってきたので、ESXi上でいくつかのサービスを構成しているLinux環境を見直す。前回、Lubuntuに転んだが、手慣れているはずのopenSUSE。今のバージョンは、安定版(Leap)が42。13からは、バージョンの付け方を変え、数字が大きく飛ぶ。

btrfsによるパーティション構成

パーティション構成。従来は、用途別にボリュームを設定する必要があったが、今の推奨構成はswapとbtrfsのボリューム一つ。これで困らない。必ず選択してきたreiserfsはもうない。

Xfceデスクトップの選択

ソフトウェアは、あいかわらずいろいろ入ってくるので、削る。
デスクトップ管理は、推奨はKDEにPlasmaだが、試してみるとかなり重い。サーバ用途で、グラフィカルなYaSTを使いたいなら、Xfceにlightdmが妥当。

openSUSE Leap42へのxrdp接続

xrdpを設定して、Windowsからリモートデスクトップ接続。

実際、これが大変。最初は、Xエミュレータ接続(ASTEC-X)を狙ったがことごとく失敗。そもそも最近のデスクトップ管理では、XDMCPに非対応のものが多い。lightdmは対応しているはずだが、ログイン画面が出た瞬間、内部エラー(core dump)が出て接続断。

次善としてxrdpを構成。

1)YaSTでVNC(Remote Administration)を構成
Session Managementは使用しない。使用するとvncmanagerがxinetdの代わりにXvncを起動するが、接続時のSecurity levelの不一致でつながらない。
2)YaSTでxrdpをインストール
3)YaSTでFirewallを構成。3389/TCPを許可。
4)YaSTのService ManagerでxrdpをEnableにして、Start
xrdp-sesmanはDisableのまま。
5)/etc/xrdp/xrdp.ini の[xrdp1]のportを-1から5901に設定
そのままだと、6100番につなぎに行こうとして止まる
6)VMwareのコンソールを終了。
終了しないとログイン後、画面が固まる。
7)xrdpで接続。
代わりに通常のVNCクライアントからも接続できる。なお、これはセッションを保持しない設定。クライアント終了で、ログアウト。

以前のバージョンや、他のディストリビューションの経験が必ずしも役立たず、毎回、試行錯誤になるのが悩ましいところ。さぼらずに、ときどき、新しいバージョンやディストリビューションを試して、腕を鈍らせないのが肝要。

さて、試行錯誤した時間を鑑みると、YaSTにこだわらなければ、Lubuntuあたりが軽さと使い勝手のバランスがいい。配布元の管理もしっかりしているし、情報も多い。あとは好みの問題。

P.S.
xdm + fvwm

Xエミュレータ接続をもう少し試す。
・xdm + twm
・xdm + fvwm(上の画像)
以上の組み合わせは動く。icewmはcore dump多発。xfceは認証まわりで失敗の様子。fvwmは使えないことはないが、だいぶ先祖返り。