船旅にて苫小牧から大洗2017年06月19日 09:19

北海道から戻るのに、LCC、北海道新幹線と来て、そういえば、と船旅を思い浮かべる。ちょうど、新造船が就航したばかり。調べてみると、札幌から東京へとお得な連絡切符がある。千葉に向かうなら、水戸までの切符でいい。大洗から水戸へのバスはスキップして、鹿島臨海鉄道に乗り継ごう。

NEWさんふらわあ ふらの

苫小牧港に停泊中のNEWさんふらわあ ふらの。大きさはあまり変わらないが、客室の居住性は向上しているようす。

ツーリストのお部屋

基本のツーリストのお部屋。まあ、雑魚寝部屋。大きなテレビが一つ。コインロッカーは部屋の外。お風呂は展望浴場が少し離れにある。男性客のみ。女性は隣の部屋が割り当てられているのかも。一人分のマットレスに、仕切りのカーテンが改良点。枕元にコンセント。

同室の面々を見ると、バイク旅の面々は、疲れているのか、早速横に。グループ旅の一団は、歓談中。七分方の埋まり具合。

一つ上のクラスは、コンフォート。かつてのB寝台の個室といったところ。プラス3000円くらい。こちらの方が人気かな。家族連れは個室を選んでいるよう。

乗客を眺めると、小さなお子さんを連れた家族連れ、車椅子の人、愛犬を抱えた人が目に付く。船旅を選ぶのはこういう人たちと納得。何せ空間は広いし、キッズルームやドッグランもある。なお、大型トラックのドライバーは、区切りの向こう。居住空間は別。

樽前山に沈む夕陽

苫小牧を出港してしばらくで、落日。樽前山かな、陽が落ちていく。夕やけに見入る。

船はさすがに大型で外洋に出ても、それほど揺れない。かつての青函連絡船に比べると穏やかなもの。それでも、ゆっくりとしたリズムの揺れはあるので、それを苦にするかどうか。普段は平気だったが、食事の時だけ、少しつらかった。

すれ違うさんふらわあ

翌朝、日ノ出はスキップして、少し朝寝坊。仙台の手前。半分を少し過ぎたところで、大洗発のさんふらわあとすれ違う。こちらが外海より。向こうが沿岸より。このあたりは陸が遠い。

福島沖の海上風車

朝ご飯を食べてゆっくりしていると、福島沖。建設中の海上風力発電の設備が間近に。

福島原発

このあたりは、原発の近く。目をこらすとうっすらと見える。船内で少し話題になり、スマホやタブレットの地図を見ながら、何名かで集まって目をこらす。少し先には火力発電所。こちらは煙突ですぐにわかる。

船のまわりに目を転ずると、イルカが船のまわりに遊ぶ。トビウオらしきお魚も。

乗船中、景色についての船内アナウンスはないので、見どころは自分で探す。

大洗マリンタワー

しばらく、単調な景色がつづき、ひたちなかの工業団地を過ぎると、煙突とは違い少しずんぐりとした大洗マリンタワーが見えてくる。ほぼ真横に来てから、右折し、正面から向かっていく。いよいよ終着点が近い。

大洗まいわい市場

せっかくなので、駅にはまっすぐ向かわず、新装開店なった大洗まいわい市場に立ち寄る。隣のアウトレットモールと一悶着あったようだが、賑わっていてなにより。アウトレットモールは閉店が多く、こちらは少し心配。ガルパンギャラリーはずいぶん小さくなったが、こちらも元気。人が絶えないのはさすが。レンタサイクルの受付もここ。

きらめき通り

大洗の駅に向かうが、大洗マリンタワーと駅を結ぶきらめき通りが開通していて、ずいぶん、道がわかりやすくなった。少しずつお店も出来ているよう。街中は、かつてのガルパン騒ぎも少し落ち着いてきている。