印旛沼自転車道から幕張方面 ― 2017年05月01日 19:03
印旛沼自転車道から、新川、花見川を経て、幕張の海浜公園の近くまで、全てが自転車専用道とは言えないが、車通りを避けて向かう道があるという。午後の雲行きが怪しいが、行けるところまで行ってみる。
途中、佐倉の近辺で目の前にキジが現れる。群馬の黒瀧山で出会って以来。山の中ばかりと思っていたが、人の多いところにも出没するものか。前回、喧しかったウグイスはおとなしめ。
すっころんだ手当ても兼ねて、道の駅やちよで休憩。ほぼ中間地点くらい。自転車道からも見えるのでわかりやすい。食事は高めだが、ジェラートの270円はまあ手頃。
その先、京成線の手前、新川が花見川に変わるところでポツポツと。頃合いと戻り始めるも、佐倉のふるさと広場のあたりで、天候は急変。急いで雨宿りできる場所を探す。雷音を生録できたのは幸いだが、夏の夕立のよう。
イオンネットスーパー ― 2017年05月02日 13:23
すっころんだ時に手首を痛めたので、イオンネットスーパーを試してみる。
朝8時頃の注文で、お昼過ぎに配送。エコ配送を頼んだので、大きめの折コンで到着。折コンの中は、種類別のビニールの袋。冷蔵品はクーラー袋の中。せっかくのエコ配送なのだから、袋はなくてもいいのだけど。
支払いは、いつものWAON。ところが、オートチャージ非対応。手許に現金があってほっと。納品書に領収書と書類が多い。押印が必要なのかもしれないが、スマホのアプリなどで簡素化を進めるほうがいい。売る側の手間も減らないと。まだ発展途上。
料理酒などの重たいものやトップヴァリュをまとめ買いできたけど、買いすぎには要注意。
Singularity Sky, Charles Stross ― 2017年05月02日 14:39
2004年の刊行。機械が何らかのきっかけで意識を獲得して、独自の進化を遂げた世界を描く、との触れ込み。それは間違ってはいないが、シンギュラリティを正面から捉えたというよりは、シンギュラリティを経た世界の一幕を切り取ったという風。
東欧風の文化を継承する星系の片隅に、Festivalと呼ばれる「人」ではない勢力が訪れ、混乱をもたらす。その様子が序盤。星系は、そこに艦隊を派遣するが、そこに別々の勢力から送り込まれた主人公二人が潜り込む。艦隊内のドラマが展開し、現地に着く頃には、ページの8割を越えている。現地に到着し、いよいよ、「人」でないものと対峙するか、というところでエピローグ。
古来の文化に執着し、「人」でないものの意思を理解すること、受け容れることすら困難な人と、なんとか理解しようと苦心する人のやりとりを通じて異質性を浮かび上がらせる、という意味では、シンギュラリティを扱った作品と言えるが、肩すかし感は否めない。
そう思って、Amazonを見てみると、三部作。本格的な対峙は、次作以降で語られるのだろうか。造語は多いが、読みやすい文体。ただ、Dan Simmonsと比べるとずいぶんと平坦な展開で盛り上がらない。
Amazonの購入履歴を見ると、2011年の購入。探して見ると、SFマガジン5月号の「チャールズ・ストロス&コリイ・ドクトロウ特集」に触発されたものらしい。今見ると、ハヤカワからは三部作として翻訳も刊行されていた。
弥生軒の唐揚げそば、手賀沼、成田スカイアクセス ― 2017年05月15日 18:35
先日転んだときの手首の痛みがまだ取れないので、しばらく自転車は自重。少し遠いので、往路は電車、復路は徒歩の予定で出掛ける。
出掛けた先は我孫子。駅ホームの弥生軒の唐揚げそばに挑戦。こちら2個乗せ。最近食が細いのに、1個が大きいことを忘れていた。ほか弁の唐揚げ換算で8個分くらいありそう。おそばはふつうの駅そば。
お店には、記事にもなった山下清の一言。
ちょっと食べ過ぎたが、予定通り、ここからは遊歩道を行く。手賀沼は久しぶり。この先、手賀沼から、手賀川沿いに、利根川まで遊歩道が整備されている。印旛沼と違い、傷みも少ない。
手賀沼の水辺には、あちこちに黄色の菖蒲が群生。菜の花からバトンタッチ。
ここでも猫。野鳥は襲わないでくれ給え。
逃げるように水面に急ぐオオバン。
自然農法でもないだろうに田んぼには鴨。姿は見えないが、声はヨシキリのさえずりが始まっている。
手賀川のほとりにハクチョウの親子。子供はまだ羽が白く生え替わっていない。手賀沼も含め、ずいぶんと住み着いている。大きいので遠目には、釣り人かと思うとハクチョウだったり。
手賀川が利根川に合流すると、木下駅(きおろし)の近く。成田線は難読駅名がいくつもある。自転車なら、利根川の自転車道に移って、印旛沼の自転車道に進むのだろうが、徒歩だと遠回り。北総線に向かう道に進む。
北総線に合流してしばらくすると、印旛日本医大駅。やってきたのは、青い京急。
この先は、2月に開通したばかりの国道464号。北千葉道路。広い歩道を備え、アップダウンも少なく疲れた足にはちょうどよい。大桜のある吉高を過ぎると成田の甚兵衛の渡し。
NASのディスクエラー; SMART確認 ― 2017年05月16日 15:37
夜中にブザー音を聞いた覚えがあり、起きてから確認してみると、NASのドライブ2で接続断が発生していた。一度、トレイを抜いて、再装着すると、そのまま認識して、ミラーの復旧が始まる。ディスクにはこういうことが偶にある。だからこそ、復旧に時間のかかるRAID5より、ミラーの方が運用の気は楽。
こういった接続断は、障害の予兆ではあるのだが、家で使う分には、頻発するようになるまでは、神経質になりすぎることもない。
復旧したところで、ディスクのSMART情報を見てみる。ミラーの相棒。エラーの出ていない方。装着してからの通算時間は、38000時間ほど。換算すると4年とちょっと。いい頃合い。
ディスクは、NAS用ではなくて、ふつうのデスクトップ用。導入した4年前は、今ほどNAS用はメジャーではなかった。限られた予算なら、高価なNAS用を必要台数買うより、安価なものを必要台数+予備買う方が、データ保全レベルは高くなるというのが信条。
こちらは、エラーの発生した方。End To End Errorの数字が出ている。障害の予兆と言えるのか、しばらく注視してみる。
Windows10 ver1703と仮想マシンのハードウェア互換性 ― 2017年05月18日 13:50
ESXi5.1上のWindows10をver1703にバージョンアップしようとするとハングアップする。再起動すると、もとのバージョンに戻る。
ハードウェア互換性を揃えて、Workstationでクリーンインストールしてみても同じ。互換性を上げて、Workstation10.0にするとインストールに成功する。1703からは、Workstation9.0やESXi5.1の互換性レベルでは起動しなくなったようす。微妙に古いハードウェアが対象から外されている。
他に、1703の話題としては、ネットワークスタックが怪しい。NICはIntelの82574Lを載せているが、バージョンアップしてから、ネットワークスタックがハングアップする現象が発生する。シャットダウンを受け付けず、リセットが必要になるので厄介。82574Lは省電力周りのトラブルも抱えていたし、Intel製のドライバ提供も終わっている。交換する頃合いか。
論理哲学論考 ― 2017年05月19日 13:43
一読してわかる本ではない。論理学を授業で選択していたので、表記にはなんとかついて行けるというところ。本文は150ページほど。箇条書きで短文の主張が続く。延々と文章が続く書物を期待していると裏切られる。次いで、バートランド・ラッセルの解説が30ページほど。訳注が40ページほど。訳者解説が20ページほど。
手許にあるのは、2009年の14刷。増刷が続いているのに驚く。論理学と大学初級程度の数学の素養がないと読むことすら適わないであろうと思うのに。
序の日付は1918年。それから、数学はかなり発展してきたので、それを踏まえると?を感じる箇所もないではないが、限られた情報のなかで思考を突き詰める、そこからの驚きは、確かにここにもある。
わからないなりにどう読むかと問われれば、ヴィトゲンシュタインの思考の過程をたどり、なぜ、このような思考を重ね、どこにいこうとしているのか、そこに興味を見出すから。その上で感慨を得られる一節に出会うかもしれない。
6.44
神秘とは、世界がいかにあるかではなく、世界があるというそのことである。
イオン株主総会、第92期 ― 2017年05月24日 19:07
映像による事業報告の説明の中で、次期の配当予想は、15+15円。今期と変わらず。これを受けて、岡田社長から、今日は中長期の話と前置きして、3カ年の中期経営計画をもとにした説明。
・売上高は順調に伸びているが、営業利益は6年ほど停滞。要因は、ダイエーとイオンリテールの事業。
・ダイエーは、再生機構の取り組みが、有力資産や事業の売却に終始し、銀行救済の色彩が強いもの。イオンが引き取ったとき、売上高は大きく落ち込み、主だった資産は人材のみ。そこから、余剰人員をグループ内で引き取り、事業の見直しを進め、次期、ようやく黒字化のめどが立った。
・2018年度から、新規出店を再開し、成長路線に舵を切る。1980年、小売として、初めて売上高1兆円を達成した、そのレベルに挑む。具体的には、近畿地方の食品スーパーの再編をダイエーを中心に進める。
・イオンリテールは、東北の震災以後、食品が牽引の役割を果たせなくなった。衣料品と住居関連も伸び悩む。消費増税の折、値上げすべし、との風潮に無力であった。価格監視のために、多くの役人が採用される有様であった。
・中身を見ると、人件費増を粗利増でまかなえていない。利益に連動した報酬体系を取っているので、従業員の給与も上がっていない。
・トップヴァリュは、2013年以降、伸び悩む。製品開拓が中途半端になりつつある。現在は、中身を整理中である。
・GMS業界では、衣料品や住居関連からの撤退が相次ぐ。イオンは、まだ、勝てる位置にいる。
・衣料品では、ユニクロが1位を独走し、しまむらが続く、イオンは3位。基本的な衣料品を抑えつつ、利益率の高い服飾品に力を入れる。
・住居関連では、トップはニトリ、2位はDCMホールディングス、イオンは3位だが、ここまでは僅差。
・両分野については、世代交替と、グローバル展開を協力に進める。
・事業の成長分野としては、ディスカウント事業に力を入れる。ドンキホーテがトップだが、ザ・ビッグの事業も3位につけている。
・物流・SCMの改善も進める。1990年代は業界のトップであったが、今では遅れている。
時間が押して、最後の方は駆け足。そこここに、経済政策への恨み節。アベノミクススタート時の総会以来。昨今のインフレありきの政策は、生活密着系の業種には不満が多いようす。
ここから質疑応答。お店のサービスなどへの質問、要望が多いのはいつも通り。気になったものをいくつか挙げる。
・ネットビジネスへの取り組みは。
→ネットスーパーに注力。前年比120%の伸び。
実際に使ってみると、粗も見えるのだけど。
・イオン銀行の口座振替で千葉の地元の水道局が対象になっていない。
→対象を増やしている最中。クレジットカードが使える箇所もあるので、そちらもあわせて。
クレジットカードは手数料が高いが、イオンに閉じる分にはいいのか。
・イオン銀行の口座数が頭打ちでは。
→口座数600万ほど。イオンカードの発行数は2600万あり、そこに向けて訴求する。
・赤字となっている国際事業の内訳は。
→中国の赤字が要因。香港のGMSが施設の老朽化で売上減。中国本土は先行投資がかさんでいる。3カ年の中計の終了の折は、黒字化の予定。
・モールに入居する接骨院の看板などで法令違反とみられる表記が横行。
→早速、調査する。
「リラクゼーション」目的というのがいけないらしいが。
・カスミ店舗での傷みの見られる野菜への値引きを求めた際の対応について。
→傷みがないようにするのが先決。店員の対応は、引き続き改善に努める。
かつてのカスミ社長が回答者になる皮肉。
・イオンペットの生体販売での殺処分等への取り組み。
→イオンペット自身での生体販売は行っていない。テナントが実施する場合がある。問題が生じないよう、テナントの選定の段階でチェックしている。
・モール内の店舗でイオンカードもWAONも使えないところがある。
→モール内のテナントでは、両方とも使用できるのが基本。確認する。
・EV充電設備への取り組みは。
→150モール中、131モールに設置済み。数が少ないので、交替で利用してもらう必要があるが、拡充を進める。
・将来目標とする利益水準は。
→事業ごとに利益水準が異なり、簡単に計算できないが、国際的なプレイヤーとしては、事業を総合して5%は必要。まだまだ、改善が必要。
こちらは、岡田社長から。
・イオンラウンジへの質疑が複数。拡充を求める声と、不平等感が強く廃止を求める声。
会場には、昨年の総会で話題なった移動店舗の展示。お店のない地域や老人ホーム等への訪問に使われているもののよう。
いつものように、帰りは、幕張新都心店で買い物。お昼は補助券があるので、いろいろまわって仙台の牛タンのお店。厨房を覗いてみるが肉タワーはなし。もう少し熟成感のある方が好み。
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