論理哲学論考2017年05月19日 13:43


論理哲学論考

一読してわかる本ではない。論理学を授業で選択していたので、表記にはなんとかついて行けるというところ。本文は150ページほど。箇条書きで短文の主張が続く。延々と文章が続く書物を期待していると裏切られる。次いで、バートランド・ラッセルの解説が30ページほど。訳注が40ページほど。訳者解説が20ページほど。

手許にあるのは、2009年の14刷。増刷が続いているのに驚く。論理学と大学初級程度の数学の素養がないと読むことすら適わないであろうと思うのに。

序の日付は1918年。それから、数学はかなり発展してきたので、それを踏まえると?を感じる箇所もないではないが、限られた情報のなかで思考を突き詰める、そこからの驚きは、確かにここにもある。

わからないなりにどう読むかと問われれば、ヴィトゲンシュタインの思考の過程をたどり、なぜ、このような思考を重ね、どこにいこうとしているのか、そこに興味を見出すから。その上で感慨を得られる一節に出会うかもしれない。

6.44
神秘とは、世界がいかにあるかではなく、世界があるというそのことである。

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